ドルトムント、サンチョ再々獲得を躊躇か…その理由は？

昨季途中にマンチェスター・Uからチェルシーにローン移籍したサンチョ。買取オプションを有してのチェルシー行きだったが、クラブに行使を決断させるには至らず。それによって、今後が不透明となるなか、過去2度にわたって所属したドルトムントに再々復帰を果たす可能性が取り沙汰されるが、実現性の低い話のようだ。

ドイツ『スカイ』のパトリック・ベルガー記者によると、サンチョはドルトムントに対して大幅な減俸を受け入れる意思も示すが、クラブはこれで3度目の獲得になる点のほか、移籍戦略における創造性の欠如が批判される恐れや、チェルシーもマンチェスター・Uも獲得したがっていない点から、手を挙げるのに懸念を抱くという。

また、ベルガー記者の証言によれば、ドルトムントを率いるニコ・コバチ監督はサンチョの獲得について、「危険な賭けには乗りたくない」と慎重な姿勢を示したといい、スポーツディレクターのセバスチャン・ケール氏も「獲得話はいつだってある。それは理解できるし、我々もできる範囲で検討している。だが、条件が揃っていないといけない。何らかの動きはあるだろうが、我々にも制約がある」と述べているという。

サンチョを巡ってはユヴェントス行きの噂もあったが、ベルガー記者いわく、こちらはトーンダウン。マンチェスター・Uは2000万ユーロ（約34億1000万円）で売却する用意があるとされる。