欧州王者に4失点完敗劇で終戦も「目標を達成できた」…インテル・マイアミ指揮官、クラブW杯16強を誇る

グループAを2位で通過し、ベスト16入りのインテル・マイアミ。その決勝トーナメント1回戦ではパリ・サンジェルマン(PSG)が立ちはだかり、前半だけで4失点を許すと、そのまま0-4で完敗した。

アルゼンチン人指揮官は試合後、こう振り返る。

「この大会を振り返ってみて、自分たちが設定した目標を達成できたと感じる。ある程度のレベルまでなら競り合えるのは明白だった。誰の目にも明らかだったし、はっきりしているはず。期待には応えられたと思う」

「(PSG戦では)早々に失点を許してしまったのが残念で、あまりにも簡単に許しすぎた。前半はまさに血みどろの展開だったが、少しペースが落ちた後半は我々がメジャーリーグサッカーで取り組むすべてを出したよ」

「繰り返しになるが、このチームが成し遂げたことを誇らしく思う。これからは未来に焦点を当て、国内でこれまでの経験を生かしていきたい」

また、「PSGは選手層が厚く、ツールも多い。ピッチ全体をカバーするなんて無理だ。私としては選手とピッチに立って支えになりたかったし、ハーフタイムのメッセージは“この状況を受け入れるしかない”というものだった」と続けた。

「0-4でリードされ、勝機がほとんどない状況だと難しい。結果を変えられそうにないとはいえど、いい印象を与えるのが大事だった。選手たちは後半からうまくプレーし、ベストを尽くそうとしてくれたよ。これこそが我々の目指す戦い方だ」

リオネル・メッシも随所にさすがと言うべきプレーを披露したが、欧州王者相手に完敗して終戦のインテル・マイアミは再びメジャーリーグサッカーに戦いの場を移し、7月6日にCFモントリオールと対戦。急いで気持ちの整理が必要だ。