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GOALバルセロナとインテルのCL準決勝1stレグは3-3のドロー決着に。そんな試合で主役になったのがラミン・ヤマルだが、この夜のバルセロナを勝利に導くに至らなかった。
インテルは開始30秒でマルクス・テュラムの見事なヒールシュートで先制し、続く21分にデンゼル・ダンフリースが追加点。バルセロナを2点差に突き放してみせる。
だが、バルセロナもここから反撃し、ヤマルがキレキレのドリブルからの見事なフィニッシュで反撃の一撃。さらに38分にフェラン・トーレスの同点弾で折り返した。
その後もバルセロナ攻勢のなかで、ダンフリースが再びネットを揺らして、インテルが勝ち越し。ところが、バルセロナもオウンゴールで追いつき、ドローで終了した。
GOALではこの一戦に出場した両チームの選手、そして監督を採点する。
(C)Getty Images▽スコアラー
ラミン・ヤマル(24分)
フェラン・トーレス(38分)
オウンゴール(65分)
Getty Images Sportヴォイチェフ・シュチェスニー（6/10）
いずれのゴールもノーチャンス。インテルが何度かバルセロナの背後を突こうとした場面はうまく対応した。
ジュール・クンデ（5/10）
不十分なクリアからインテルに先制を許したが、それ以外は堅実な立ち回り。負傷交代するまではボールを持つたびにヤマルを意識した。
パウ・クバルシ（6/10）
バックラインからのパスが素晴らしかった。守備はこれからだが、ミスはほとんどなし。
イニゴ・マルティネス（6/10）
スリップからテュラムに先制ゴールを許したが、そこから挽回。後半は左サイドバックを見事にこなした。
ジェラール・マルティン（4/10）
落ち着きを欠き、インテル2点目のシーンで(フランチェスコ・)アチェルビに空中戦で敗れる。ハーフタイムに交代。
AFPフレンキー・デ・ヨング（7/10）
先制されるまでの空中戦を含む守備で後手を踏んだ一方で、地上戦では見事な連携を披露。ようやくベストなコンディションを取り戻したか。
ペドリ（7/10）
今季のヨーロッパで最高の中盤が再び素晴らしいパフォーマンスを披露。フェランの同点弾に繋がるパスが最大のハイライトだった。
ダニ・オルモ（6/10）
(ヤン・)ゾマーに何度か仕掛け、10番として勤勉にプレー。だが、インテルの守備を崩せず、後半途中でピッチを後にした。
Getty Images Sportラミン・ヤマル（9/10）
前半はまさに圧巻で、センセーショナルなソロゴール。後半はやや落ち着いたが、クロスなどで相手チームの脅威に。
フェラン・トーレス（7/10）
前半終盤に素晴らしい走りから同点弾。それが自信になったか、以降のコンビネーションも向上した。
ハフィーニャ（7/10）
試合を通して危険なポジションを取り、2点目と3点目をアシスト。ベストゲームではないにしろ、決定的な働きが光った。
AFPエリック・ガルシア（6/10）
右バックでクンデに代わって出場し、安定したプレーぶり。
ロナルド・アラウホ（6/10）
ハーフタイム明けに出場し、積極果敢なタックルを仕掛け、いくつかの重要なブロックも。
フェルミン・ロペス（6/10）
チームとして逆転ゴールを狙うなか、インテルのボックス内で動きをつけた。
アンドレアス・クリステンセン（N/A）
試合終盤にクバルシに代わって出場。
ガビ（N/A）
ペドリにラスト10分ほどの休養を与えた。
ハンシ・フリック（5/10）
このハイラインでの戦いはシーズン終盤に高くつくかもしれないが、ヤマルがピッチにいれば、チームには常にチャンスができる。
(C)Getty Images▽スコアラー
マルクス・テュラム(1分)
デンゼル・ダンフリース(21分)
デンゼル・ダンフリース(63分)
(C)Getty Imagesヤン・ゾマー (6.5/10)
失点シーンはなす術なく、特にオウンゴールの3失点目は残念なものに。一方で、ヤマルのシュートを指先で対応した場面は称賛に値する。
ヤン・ビセック (5/10)
(バンジャマン・)パヴァールの欠場でスタメンに抜擢。バルセロナ2点目のシーンではハフィーニャを捕まえ切れず。
フランチェスコ・アチェルビ (6.5/10)
(フェデリコ・)ディマルコのCKに華麗に反応してダンフリースの先制点に貢献。フェランに裏を抜けられ、同点となる失点に関与したりもしたが、粘り強い守りがなければインテルも引き分けに持ち込めなかった可能性も。
アレッサンドロ・バストーニ (6.5/10)
多くボールを持ち、デュエルを制したが、ディマルコがヤマルを抑える上でよりサポートしたかったところ。
(C)Getty Imagesデンゼル・ダンフリース (9.5/10)
まさにセンセーショナルなパフォーマンス。2得点1アシストを記録し、ウイングバックとしては驚異的な数字を残した。
ニコロ・バレッラ (7/10)
常に相手選手にアプローチしていき、相手のバックライン背後を狙っていった。テュラムの先制点に至るまでのプレーはそれが見事に効果をなす。
ハカン・チャルハノール (3/10)
チーム屈指のパサーだが、しばしばボールロスト。チームとしてコントロールできるチャンスを潰した。チームが1時間以上ピッチに残したのはセットプレーを意識してか。
ヘンリク・ムヒタリアン (5/10)
ハードワークしつつ、ボールをうまく保持。ヤマルがスーパーゴールを決めた際にタックルを試みなったのは残念だった。
フェデリコ・ディマルコ (3/10)
不調ぶりが表に。ヤマルに翻弄され、攻撃面でも仕事ができず。後半に途中交代。
(C)Getty Imagesラウタロ・マルティネス (6/10)
ヘディングでゴールに迫るシーンもあったが、ハーフタイム直前に負傷し、後半に出られず。2ndレグに向けて懸念材料に。
マルクス・テュラム (8/10)
先発復帰し、開始1分経たずして見事なヒールシュートでゴール。その後も相手の脅威となり、終盤に交代。
(C)Getty Imagesメディ・タレミ (5/10)
ラウタロに代わって出場したが、攻撃で脅威になれず。
カルロス・アウグスト (5.5/10)
後半にピッチを後にしたディマルコよりはサイドで活躍した。
ダヴィデ・フラッテージ (6/10)
チャルハノールとの交代で出場。少しながらチームに活気をもたらした。
ピオトル・ジエリンスキ (N/A)
疲労困憊のテュラムに代わって最後の10分間に出場。
マッテオ・ダルミアン (N/A)
終盤、ダンフリースに代わってピッチへ。
シモーネ・インザーギ (7/10)
勇敢な戦いで3ゴール。指揮官は守備陣に不満があるかもしれないが、ホームでの2ndレグで突破の可能性が出てきたことは大きな励みに。
