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【選手名鑑】パリ五輪世代の候補者、注目選手は? 各ポジションでハイレベルな争い

2021年に行われた東京五輪を4位で終え、日本サッカー界からメダルが渇望される中で新たな若き日本代表が2024年のパリ五輪へと向かう。

この世代の選手たちには、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)における各国の若手選手たちの占める割合を踏まえて大岩剛監督が「A代表経由、パリ五輪」というキーワードを掲げる通り、既にA代表を経験した選手たちが複数いる。

それ以外にもプロとしての実績を十分に積んだ選手たちがひしめき、これまで以上にハイレベルな争いが予想されるパリ五輪世代。これまでの招集歴を基に、本大会や予選での主力候補や注目選手を紹介する。※随時更新

  • パリ五輪世代のGK一覧

    佐々木雅士(柏レイソル)生年月日:2002年5月1日
    小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)生年月日:2001年1月23日
    鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)生年月日:2002年8月21日
    山田大樹(鹿島アントラーズ)生年月日:2002年1月8日
    野澤大志ブランドン(FC東京)生年月日:2002年12月25日

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  • kokubo-u23-benfica(C)Getty Images

    GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)

    ナイジェリア人の父と日本人の母のもとに生まれた小久保は、柏レイソルの下部組織で育ち、2019年に名門ベンフィカのU-23チームに加入。トップチームではなかなか居場所を得ることができてないが、190cmの身長と長いリーチを備えており、ポテンシャルは抜群だ。柏らしいビルドアップ能力の高さに加え、安定したセービング能力と隙が無い。

  • zion-suzuki(C)STVV

    GK鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)

    浦和レッズの下部組織出身の鈴木は、恵まれた体格と抜群の反射神経で早くから期待を受け、2021シーズンにはトップチームで名手・西川周作すら押しのけて出場機会を増やした。その後、浦和では再燃した日本最高峰のGKとのポジション争いに苦しんだが、2023年夏にベルギーへと渡ると、すぐにポジションを奪取。A代表としても2024年1月のAFCアジアカップで正守護神を務めた。過去にはマンチェスター・ユナイテッドからもオファーを受けるなど、世界的にも注目の逸材の一人であり、安定感と経験を増していくことでさらにスケールアップすることを目指す。

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  • 20221227-kashiwa-sasaki-masato©J.LEAGUE/Getty Images

    GK佐々木雅士(柏レイソル)

    小久保玲央ブライアンと鈴木彩艶も高いポテンシャルを秘めているが、安定した出場機会の確保という点で佐々木が頭一つ抜けているだろう。2022シーズン途中から柏の守護神に定着しており、この年齢のGKとしては世界的にも稀有な経験を積んでいる。適切な判断と高精度のフィードで攻撃の始点として機能するだけでなく、ボックス内でのシュートストップもトップレベルだ。一方でクラブでは徐々に出場機会を失っており、ここからの向上が期待される。

  • パリ五輪世代のDF一覧

    チェイス・アンリ(シュトゥットガルト/ドイツ)生年月日:2004年3月24日
    加藤聖(横浜F・マリノス)生年月日:2001年9月16日
    西尾隆矢(セレッソ大阪)生年月日:2001年5月16日
    中村拓海(横浜FC)生年月日:2001年3月16日
    内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)生年月日:2001年3月7日
    馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)生年月日:2001年10月24日
    畑大雅(湘南ベルマーレ)生年月日:2002年1月20日 
    半田陸(ガンバ大阪)生年月日:2002年1月1日
    木村誠二(サガン鳥栖)生年月日:2001年8月24日
    鈴木海音(ジュビロ磐田)生年月日:2002年8月25日
    大畑歩夢(浦和レッズ)生年月日:2001年4月27日
    関根大輝(柏レイソル)生年月日:2002年8月11日
    高井幸大(川崎フロンターレ)生年月日:2004年9月4日

  • 20221227-cerezoosaka-nishio-ryuya©J.LEAGUE/Getty Images

    DF西尾隆矢(セレッソ大阪)

    出場歴こそないものの、2022年初めにはA代表の候補合宿に参加した西尾。この世代のCBを代表する選手の一人だ。身長180cmとそれほど高さはないものの読みの鋭さと戦う姿勢を全面に出して決して相手に自由を与えない。

  • Riku-Handa(C)Getty Images

    DF半田陸(ガンバ大阪)

    モンテディオ山形でじっくりと実力を身に着けた半田は2023年よりG大阪へと個人昇格。初めてのJ1の舞台で揉まれながらも主力の地位をつかんだ。ベテランDF陣の後継者探しが始まったA代表においても期待を受けているが、その判断力と柔軟性、チーム戦術にアジャストしていく力はどのチームにとっても有用なものだ。そういった特色を持つだけに、A代表で手にした経験値を五輪世代に還元するという役割にも期待がかかる。

  • パリ五輪世代のMF一覧

    佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)生年月日:2001年7月11日
    三戸舜介(アルビレックス新潟)生年月日:2002年9月28日
    山田楓喜(東京ヴェルディ)生年月日:2001年7月10日
    山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)生年月日:2001年12月12日
    小田裕太郎(ハーツ/スコットランド)生年月日:2001年8月12日
    松岡大起(アビスパ福岡)生年月日:2001年6月1日
    松村優太(鹿島アントラーズ)生年月日:2001年4月13日
    松木玖生(FC東京)生年月日:2003年4月30日
    斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)生年月日:2001年8月10日
    川﨑颯太(京都サンガF.C.)生年月日:2001年7月30日
    田中聡(湘南ベルマーレ)生年月日:2002年8月13日
    藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)生年月日:2002年2月16日
    平岡大陽(湘南ベルマーレ)生年月日:2002年9月14日
    本田風智(サガン鳥栖)生年月日:2001年5月10日
    鈴木唯人(ブレンビーIF/デンマーク)生年月日:2001年10月25日
    平河悠(FC町田ゼルビア)生年月日:2001年1月3日

  • 20221227-kyoto-kawasaki-sota©J.LEAGUE/Getty Images

    MF川﨑颯太(京都サンガF.C.)

    京都にとって欠かせない主力として中盤に君臨し続けている川﨑。J1の舞台で存在感を発揮するのも常となっており、蓄積した経験を五輪世代の舵取り役として発揮することが期待される。

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    MF平河悠(FC町田ゼルビア)

    攻守ともに大きな貢献を果たすことができるスピードスターの平河。すべてが平均的というわけではなく、どこを切り取っても高い能力が見て取れる。守備であれば相手に決して自由を与えない執拗なチェック、攻撃であればドリブルで相手に混乱をもたらし、得点まで奪ってみせる。プロキャリア初年度の2023シーズンから町田を初のJ1昇格に導く原動力となり、2024シーズンも欠かせない存在としてJ1で暴れている。

  • 20230301_Kuryu_Matsuki(C)Getty images

    MF松木玖生(FC東京)

    2022シーズンに高卒1年目のルーキーながらFC東京の中心選手として開幕スタメン出場を飾り、その後のシーズンも絶対的な主力としてプレーを続けている松木。そのボール奪取能力や得点への積極的な姿勢、フィジカル能力は将来的に日本サッカーを背負う存在となることも期待させる。

  • パリ五輪世代のFW一覧

    細谷真大(柏レイソル)生年月日:2001年9月7日
    藤尾翔太(FC町田ゼルビア)生年月日:2001年5月2日
    荒木遼太郎(FC東京)生年月日:2002年1月29日
    内野航太郎(筑波大学)生年月日:2004年6月19日
    西川潤(いわきFC)生年月日:2002年2月21日
    中島大嘉(藤枝MYFC)生年月日:2002年6月8日

  • 20221107_Hosoya(C)Getty images

    FW細谷真大(柏レイソル)

    柏の生え抜きで早くからその才能が注目を集めていた細谷は、2022年にJ1リーグ33試合8得点を記録。同年夏にはA代表デビューを飾り、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞にも輝いた。高さはそれほどないものの強靭な身体でポストワークを可能にし、巧みな動き出しや抜群の嗅覚でゴールを奪う。

  • araki tokyo(C)Hiroto Taniyama

    FW荒木遼太郎(FC東京)

    世代別代表の常連である荒木はプロ2年目の2021シーズン、鹿島アントラーズでJ1リーグ36試合10ゴールを記録し、ベストヤングプレーヤー賞に輝いた。その後、負傷をきっかけに鹿島では出場機会を減らしていたが、2024年にFC東京へと期限付き移籍すると、開幕から得点を連発するなど再び才能を発揮。純粋なスコアラータイプではないが、シュート、パス、ドリブル、スペースの生み出し方など、アタッカーとして必要なすべてを兼ね備えている。

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