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マン・C×アーセナル合同ベストイレブン発表。プレミアリーグ優勝争いの天王山

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プレミアリーグ2023-24 第30節
マンチェスター・C vs アーセナル
2024年4月1日(月)午前0時30分キックオフ

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プレミアリーグ第30節、3位のマンチェスター・シティ(勝ち点63)と首位のアーセナル(勝ち点64)による天王山が開催される。

プレミアリーグ直近11試合で9勝2分けのマン・Cと、目下のところ8連勝中のアーセナル。いずれもチャンピオンズリーグ(CL)8強入りを果たしている両チームの首位攻防戦は全世界の注目を集めることになる。『GOAL』では今回の大一番を前に、出場予定選手の中から今季のパフォーマンスを軸に合同ベストイレブンを選定。ここまでのパフォーマンスや注目ポイントを紹介する。

※欠場見込み者:カイル・ウォーカー(マン・C)、ジョン・ストーンズ(同)、ユリエン・ティンバー(アーセナル)

  • raya(C)Getty Images

    GKダビド・ラヤ(アーセナル)

    昨夏の移籍がイングランド内で賛否を呼んだラヤだが、現在の彼を「不要」だと語る人間はもういないだろう。アーロン・ラムズデールとの競争を制して完全に正守護神の座を勝ち取ると、元々高く評価されていたショットストップはもちろん、不安視されていたハイボール処理も向上(リーグ5位の29回)。さらに持ち前のフィード能力に優れたビルドアップ技術は、チームの根幹をなすほど重要になっている。CLのラウンド16ではPK戦のヒーローとなって14年ぶりの準々決勝進出の立役者に。プレミアリーグ戦22試合で記録したクリーンシート数は「9」と堂々のリーグトップだ。今季のアーセナル最大の強みは守備にあるが、それを支える28歳のスペイン代表GKは優勝を争う上で欠かせない存在である。

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  • ben white(C)Getty Images

    DFベン・ホワイト(アーセナル)

    イングランド代表代表招集辞退が大きな話題を呼んだベン・ホワイト。サウスゲート監督が「プレーが良すぎるため、ここに呼ばないのは不自然」と語った通り、目覚ましい活躍が続いている。本格的に右サイドバックへコンバートされて2シーズン目、アルテタの要求はさらに高水準に。ピッチを縦横無尽に動くライスや他のMFの動きに合わせ、3バック化やサカのサポートだけでなく、ピッチ中央やボックス手前と様々なポジションへと移動。攻撃時に複数選手がポジションを動かすアーセナルだが、陣形が崩れないのは優れた戦術理解度と状況判断能力を有する彼の存在があるからこそ。さらに対人守備やハイプレス時のボール奪取能力も年々向上しており、攻守にチームのカギを握る存在だ。「どうしてホワイトがこの位置にいるのか」を考えるだけでも試合を見る1つの楽しみになるだろう。今回の大一番、代表に行かずコンディションを整えた26歳のプレーに注目だ。

  • gabriel(C)Getty Images

    DFガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)

    アーセナルで4シーズン目を迎えたブラジル代表DFは、疑いようなく今季がキャリアのベストシーズンだ。恵まれた体躯とスピードを誇るもやや粗さの目立った加入初期と比べ、守備時の判断が飛躍的に向上。特にトランジション時に相手陣内まで飛び出しカウンターの芽を潰す力はリーグ最高峰だ。ウィリアム・サリバとの関係性もアーセナル史に残るほど抜群であり、“辛口”のギャリー・ネヴィル氏やジェイミー・キャラガー氏も手放しで褒め称えている。また、ビルドアップ時には同サイドへの距離の長いパスも狙うようになり、ボール保持時の選択肢も増加。さらに、今季のアーセナルを支えるセットプレーでは圧倒的な強さを誇り、3月の時点でリーグ戦4ゴールをマークしている。何かと話題になるサリバの陰に隠れがちだが、今季のリーグベストイレブンに選ばれても何ら不思議ではないだろう。今回の大一番はハーランドと対峙する困難なタスクを抱えるが、ボール外での激しい攻防も見逃せない。

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  • Saliba(C)Getty Images

    DFウィリアム・サリバ(アーセナル)

    マンチェスター・シティで特殊な役割をこなすジョン・ストーンズも見逃すことはできないが、アーセナルでより重要な影響力を持っているのがウィリアム・サリバだ。昨季は負傷のためシーズン後半を欠場し、「彼さえいればアーセナルが優勝した」と主張する専門家も数多い。迎えた今シーズン、ここまでリーグ戦全試合にフル出場。ガブリエウとともにシーズン最少失点の守備力を支えている。層の厚いフランス代表ではなかなかレギュラーとしての座を勝ち得ることはできていないが、それでもアーセナルでの功績がかすむことはない。ミケル・アルテタ監督も「彼の成長、チームでの役割、昨季見せたハイレベルなパフォーマンスと一貫性、どれもが素晴らしい。彼ほどのセンターバックは多くはないと思う」と全幅の信頼を寄せる。シティとの前半戦での戦いでは枠内シュートを1本に抑えており、ガブリエウとともに今回の試合でもキーマンとなる。

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    DFナタン・アケ(マンチェスター・シティ)

    昨季から一気にチーム内での存在感を高めたナタン・アケ。開幕前の7月に契約を2027年まで延長すると、ヨシュコ・グヴァルディオルという強力なライバルが加わった今季も公式戦36試合に出場するなどレギュラーとして活躍。昨季とは異なり、サイドバックよりもセンターバックでの起用が増えている。守備能力はもちろん、足元の技術が高く、ビルドアップも苦にしない。また、180センチながら空中戦にも強く、プレミアリーグの屈強なアタッカー相手に後手に回らない強さを持つ。昨季は左サイドバックとして3冠に貢献したが、今季はより中心的なセンターバックとして存在感を高めている。インタビュー内で度々タイトルへの渇望を強調しており、今季の優勝争いを左右するアーセナル戦でも並々ならぬモチベーションをもって臨むことになるはずだ。

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    MFロドリ(マンチェスター・シティ)

    3冠王者のチームの心臓であることに異論の余地はない。現在27歳とキャリアの全盛期を迎えつつあるスペイン代表のアンカーは今シーズン、公式戦37試合で7ゴール11アシストを記録。守備的MFとしては特筆すべき数字だ。緻密なポジション取りと安定したパスさばき、相手の攻撃の芽を摘み取る危険察知能力で攻守の要となっており、ロドリ出場時と不在時では別のチームとなってしまうほど。今季にシティが敗れた3試合はいずれもロドリ不在時だったことからも、それは明らかだ。そして、自身が出場した試合は目下のところ62試合無敗という驚異的な成績を残している。天王山において、このタリスマンの存在はデータ面でもプレー面でもガナーズの大きな壁となりそうだ。

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    MFデクラン・ライス(アーセナル)

    アーセナル史上最高額の1億500万ポンドとされる移籍金は“お買い得”と判断してもいいほど、ライスの存在は際立っている。ウェストハム時代に見せていた「ボールを奪い切る力」、「積極的な運ぶドリブル」、「パスの豊富さ」も期待以上ではあったが、何より「ボックス内への飛び出し」、「チャンスを見逃さない豪快なミドルシュート」、「精度抜群のプレースキック」まで手にしている。リーグ戦6ゴール6アシストと、いずれもキャリアハイの数字を記録しているスタッツ面もそれを示している。もはや“できないことがない選手”に成長した中で、キャリアを通じて1カ月以上の離脱がないなどケガにも強く、今季もプレミアリーグとCLの全試合に出場中。ロドリと並ぶ世界最高の守備的MFの一人で、両者の対戦も試合の大きな見どころとなる。

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    MFマルティン・ウーデゴール(アーセナル)

    15歳でのプロデビューからキャリア初期に苦労も強いられた“神童”は、アーセナルに自らの理想郷を見つけたようだ。今季公式戦36試合に出場する25歳は、その天才的なボールタッチやパスセンスだけの存在ではない。特にハイプレスのタイミング、位置、追い方のすべてを彼が牽引しており、両方の意味で「ピッチ上の指揮者」と言えるだろう。また、これまでは「シュート2本前のパス」を出すことが多かったが、昨季からゴールに直結するプレーが圧倒的に増加。昨季はリーグ戦15ゴール7アシスト、今季はここまで6ゴール6アシストと結果も残し、より「怖さ」が増した。「16歳で故郷を離れ、レンタルでたくさんチームを変えた。本当に落ち着ける場所を見つけるのが重要だったが、ここは間違いなく僕の家だ」と契約延長時に口にしていたキャプテンは、今季終了時にプレミアリーグのトロフィーを掲げることができるだろうか。そのためにも、この天王山のパフォーマンスに注目だ。

  • saka(C)Getty Images

    FWブカヨ・サカ(アーセナル)

    ヘイルエンド(アーセナル育成組織)から生まれ、瞬く間に世界最高レベルに到達したサカ。今季ついにプレミアリーグ連続出場記録(87)が途絶えてしまったものの、その存在感は別格だ。リーグ戦27試合で13ゴール8アシスト、特に第20節~第27節の8試合で8ゴール2アシストと、2024年は大暴れ。毎試合のように相手にダブルチームを組まれ、厳しいチャレンジも受け続けているが、どんな状況からでも抜群のキレで相手守備陣を破壊するドリブルは世界最高峰だ。また、コンディションが悪い日でもワンプレーで流れを変えるメンタリティを備えている。ガブリエウやライス、ウーデゴールが作ったチャンスを仕上げるのが彼であり、ウイングの突破力が生命線のアーセナル攻撃陣を担う絶対的な存在だ。

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    FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)

    公式戦34試合で29ゴールを挙げるなど今季もマンチェスター・シティでゴールを量産するハーランド。年末年始は負傷で欠場する期間もあったが、結果的にはいい休暇となり、2月末のルートン・タウン戦では1試合5ゴール、シティ加入から8度目のハットトリックを達成した。プレミアリーグでも史上最速で50ゴールを達成するなど、打ち立てる記録を挙げれば枚挙にいとまがない。巨漢から繰り出されるスピードや左足の破壊力は言わずと知れた武器だが、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「一瞬で忘れる」能力が、その驚異的な得点能力を支えていると主張し、ミスを引きずらないことでこれほど多くのゴールを生み出すことができていると説明する。また、ケヴィン・デ・ブライネとの阿吽の呼吸もシティのストロングポイントとなっており、互いが「どのタイミング」、「どこに欲しいか」を完全にわかりあっている。この大一番でも、デ・ブライネとハーランドのホットラインに注目だ。

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    FWフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)

    マンチェスター・シティとスリーライオンズの至宝は今シーズン、完全に一皮むけたと言っていいだろう。ここまでの公式戦で42試合に出場してキャリアハイの18ゴール10アシストと、いずれも二桁に到達。トラップ、ドリブル、ラストパス、シュートとアタッカーとして必要なあらゆる能力を高いレベルで兼ね備え、近年はオフ・ザ・ボール時の抜け目ない飛び出しなど、「使う側」だけではなく「使われる側」としての動きも目立っている。23歳ながら、『transfermarkt』の市場価値でもウインガー部門でヴィニシウスに次ぐ2位タイの1億3000万ユーロと評価されるなど、世界最高峰の名手にまで成長。今シーズンのリーグMVP候補の一人としても名前が挙がっている中、この天王山で決定的な仕事を果たせばチームタイトルとともに個人タイトル獲得も近づけることになるだろう。

  • manc-arsenal(C)GOAL

    合同ベストイレブン

    GK:ラヤ

    DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、アケ

    MF:ロドリ、ライス、ウーデゴール

    FW:サカ、ハーランド、フォーデン

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