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ヴィニシウス、アベル・ルイス…バルセロナとレアルの若手はどちらが上?注目すべきティーンエイジャーたち
Getty1ミゲル・バエザ | レアル・マドリー
バエザは2018-19のユースリーグにおいてレアル・マドリーで常に試合に出場し続け、2ゴールを挙げてチームを準々決勝に導いた。
弾丸シュートを持ち味とするこの才能あふれる若きミッドフィルダーは現在18歳。ベルナベウのサポーターを魅了し続けている。昨シーズン終了間際にジダンは彼をトップチームの練習に招いており、その期待度を見ても、彼は遅かれ早かれトップチームへの道を切り開くことができることだろう。
Getty2アレハンドロ・マルケス | バルセロナ
ベネズエラの神童は現在18歳。トップチームに名を連ねるには至っていないが、バルセロナのファンのために全てを尽くしており、2018年にはUEFAユースリーグでチームを優勝に導いた。
マルケスは13歳の頃からスペインに住んでおり、以前はエスパニョールのユースチームに所属。その頃決勝でチェルシー相手に2得点を奪い、同時にバルサの当該カテゴリーでの初優勝の夢を攫っていった。彼はスペインとベネズエラどちらの代表にもなる権利を有しているため、両国はこの若き天性のゴールゲッターを確保しようと躍起になっている。
Getty3フアン・ミランダ | バルセロナ
ミランダのトップチームへの道は簡単ではないだろう。この19歳の左サイドバックの前には同じポジションで世界最高峰の選手ジョルディ・アルバが待ち受けているのだから。
それでも、これまで彼が見せてきた一筋の才能の兆しは好材料だ。ミランダはわずか17歳でデビューを飾り、12月のCLで初出場。トッテナム相手のドローに貢献した。
また、今シーズンのコパ・デル・レイ決勝トーナメントでは先発出場を続けており、この将来性豊かな若者への期待は非常に大きい。
FC Barcelona / Autor: Marc González4マテウ・モレイ | バルセロナ
3月上旬に19歳の誕生日を迎えたばかりの右サイドバックは、クラブと代表の両方で成功を収めているバルセロナの成長株の一人だ。
彼は2017年のU17ヨーロッパチャンピオンシップにスペイン代表として出場し、優勝に貢献。さらに翌年にはバルサでUEFAユースリーグのタイトルを獲得した。バイエルン・ミュンヘンが以前彼に興味を示していたが、現状モレイは自身のキャリアを自らのホームタウン、バルセロナで築いていくつもりである。
Getty Images5モハ・ラモス | レアル・マドリー
テネリフェ島生まれの18歳のゴールキーパーは、マドリーのトップチームに招集される常連になっており、ドバイで行われた2017年クラブW杯の際にもトップチームに帯同したほどだ。
ラモスはまたレアル・マドリー・カスティージャとUEFAユースリーグでは高いパフォーマンスを披露しており、クラブはその長身とゴールマウスでの敏捷性に驚嘆している。ただし、ティボー・クルトワとケイラー・ナバスを押しのけてのステップアップに苦労するだろう。勿論そこにはレンタル移籍中のアンドリー・ルニンもいる。しかし、彼にトップレベルの将来性があることは間違いない。
Getty6ロドリゴ | レアル・マドリー
ロドリゴはまだマドリーに加わることができていない。というのは、4500万ユーロ(約56億円)の契約条項で、2019年6月までサントスへレンタル移籍することが条件づけられているのだ。
この18歳のベルナベウでの活躍に大きな期待が寄せられているが、以前のライバルであったヴィニシウスが先行し、若さは成功の障害ではないことを彼が代わりに証明してしまっている状態だ。
このサントスの神童のドリブルスキルとゴールへの嗅覚から、以前サントスで愛されたネイマールとどうしても比較されてしまう。彼は昨年サントスでのリーグ戦で3試合を除いて全て出場し、8得点を記録。チームは10位で終えている。
Getty7アベル・ルイス | バルセロナ
この19歳のフォワードは、カタルーニャのサポーターの前でトップチームデビューを果たすには至っていない。しかしバルセロナBチームやスペインのユースカテゴリーでのパフォーマンスを見れば、輝かしい将来が待っていることは間違いない。
ルイスはスペイン代表のU17カテゴリーにおけるトップスコアラーだ。この年齢層の試合で26ものゴールを叩き込んだ。さらに彼は、2017-18UEFAユースリーグでのバルセロナ優勝の立役者。決勝でも得点を挙げ、大物揃いのチェルシーを3-0で撃破した。
Getty8シャビ・シモンズ | バルセロナ
わずか15歳のシモンズは、ボールに初めて触れて以来ほぼずっとトップスター候補であり続けている。彼はすでにU16のオランダ代表で試合出場経験があり、この若さにして代理人ミーノ・ライオラのクライアントである。
この若き才能は「新メッシ」と少し大げさに呼ばれることもあり、注目を集めていなかったことがないほどだ。
様々なクラブの中でも特にチェルシーとパリ・サンジェルマンがこの神童の獲得に興味を持っていると報道されている。一方バルセロナも彼の慰留に全力を注いでおり、長期契約を締結したい構えだ。
Getty Images9ヴィニシウス・ジュニオール | レアル・マドリー
ヴィニシウスの才能はもう知っての通り。このブラジル人はサンティアゴ・ソラーリ率いるトップチームに鮮烈に割って入り、自身の立ち位置を確保した。しかし、不運にも彼のデビューシーズンはケガによって中断を余儀なくされた。
前フラメンゴ所属のヴィニシウスは2018-19シーズンで復帰後4ゴール6アシストを記録し、期待を下回っているマドリーの今シーズンの中で明るい話題の一つとなっている。
監督にジネディーヌ・ジダンが最近復帰したが、『Goal』選定の期待の若手選手リスト『NxGn』で2位を飾るほどの実力で翌シーズンもスタメンに定着していきそうだ。
Getty10テオ・ジダン | レアル・マドリー
ベルナベウ周辺の話では、サッカーをプレーするジダンの3人の子供の中でテオは最も若いが、最も才能があるという。
2018-19シーズンが始まると、このフランスU17代表戦士はマドリーのジュベニールBのメンバーに招集された。これは誕生日を迎えて1カ月ほどの17歳にとって大きな変化であった。
ジュベニールBで最年少のメンバーとなったジダンは、これまで11試合で3ゴールを記録。メレンゲ(レアル・マドリーの愛称)の若き才能は得点ランクの最上位に位置している。
父親が監督として戻ってきたことも、彼のトップチーム昇格を阻む要素とはなりえないだろう。
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