歴史的に、バルセロナとレアル・マドリーは単なるクラブ以上の存在であり、スペインフットボールの心臓部である。両クラブは常に代表チームへ大半の選手を供給し、そのパフォーマンスが直接的にラ・ロハの質に影響を与えてきた。
この相互依存関係は微妙な均衡を生み出している。両クラブ間の競争が選手の水準を高く保ち、一方の成功が代表チームを強化する。バルセロナかレアル・マドリーのどちらかがスポーツ面や組織面で危機に陥れば、スペインは国際舞台でその影響を実感する。だからこそ、フリック下でのバルセロナの再生は、クラブだけでなく2026年を見据えたラ・ロハの野心にも好影響をもたらすのだ。
2010年と同様に、バルセロナは再びスペインの背骨となることを目指している。若き才能と明確な戦術哲学の融合は、2026年ワールドカップに向けたスペインの核となり得るのだ。中盤の支配、ボール保持、攻撃の推進を担うペドリとガビ、創造性豊かなダニ・オルモ、 攻撃の幅とゴールをもたらすフェラン・トーレスとラミン・ヤマル、そして守護神のジョアン・ガルシア。彼らが中核を担う可能性は十分にある。
EURO2008で優勝したチームにバルセロナの選手は3人だったが、2年後の南アフリカ大会では8人まで増え、決勝オランダ戦では7人が先発出場した。スペイン史上最も重要な一戦に先発したのは、グアルディオラ体制下のバルセロナからセンターバック2人、アンカー1人、ミッドフィルダー2人、フォワード2人。彼らは普段の試合と同じく“ティキ・タカ”を貫いた。チャビとブスケツは中盤に革命をもたらし、プジョルの魂、イニエスタとピケの存在感がそれを補完した。ラ・ロハは紛れもないアイデンティティを確立し、ボール支配と素早い攻守の切り替えをワールドカップを通じて最優先とし、圧倒的な技術力で強化された。スペインは主導権を握り、イニエスタのあのフィニッシュでピークを迎えたのだった。
2026年の目標は明確だ。バルセロナの選手たちとともに、2010年の成功の方程式を再現すること。化学反応、戦術的理解、そして強固な集団的アイデンティティを確保し、スペインが最高峰で戦えるようにすることである。