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マンチェスター・シティ、21世紀の最強ベストイレブン。シルバ、アグエロら近年のプレミアリーグを代表する選手続々
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ゴールキーパー:ジョー・ハート
在籍期間:2006年~2018年
パフォーマンスのみで考えれば現守護神エデルソンに軍配が上がるかもしれないが、長きにわたってシティのゴールマウスを支えたハートの貢献を軽視するべきではない。2008年のUAE投資グループ買収によって急速に変革が進む中、それ以前から所属した選手で唯一ポジションを勝ち取った選手とも言えるかもしれない。公式戦348試合に出場し、「137」のクリーンシートを記録。2011-12シーズンはプレミアリーグ全試合でピッチに立ち、17ものクリーンシートを達成。44年ぶりのリーグ優勝を支えた。シティ では2度のリーグ制覇にFAカップ、2度のリーグ杯優勝を経験している。
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右サイドバック:パブロ・サバレタ
在籍期間:2008年~2017年
シティの右サイドを9年間にもわたって支え続けた名フルバック。負傷に苦しんだ時期もあったが、その適格な攻撃参加と盤石の守備、あふれる献身性で様々なライバルとの競争を制し、最後までレギュラーの座を守り続けている。また人格者としても知られており、ロッカールームでも頼れる兄貴分として次々に加入する選手の適応を助けていただけでなく、丁寧なファンサービスから多くの支持を集めた。2017年のホームラストマッチの際には出場数にちなんで「Zabaleta 333」と書かれたシャツを贈呈され、ファンの前で感動的なスピーチを披露。“シティズンズ”に愛された選手であった。
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センターバック:リチャード・ダン
在籍期間:2000年~2009年
2000年代のシティにおけるレジェンド。2部時代からチームを支え、素行不良で出番を失うこともあったが、2004年からは4季連続でサポーターが選ぶ最優秀選手に選ばれるほどの活躍を見せた。かつての同僚マイカー・リチャーズは「ジョン・テリーやリオ・ファーディナンドと同じレベルの選手」と絶賛している。2006年からは主将も務めた。UAE投資グループ買収前のシティを代表する選手である。なお、プレミアリーグ史上最多タイの退場記録(8回)を保持している。
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センターバック:ヴァンサン・コンパニ
在籍期間:2008年~2019年
近年のシティの成功を支えた偉大なキャプテン。晩年は度重なる負傷に苦しめられたものの、強靭なフィジカルとスピード、正確な読みと鋭いタックルでDFラインに君臨。またピッチ内外でキャプテンシーを発揮し、4度のプレミアリーグ制覇など主将として10個のタイトルを掲げた。この間シティには様々な“荒くれもの”が所属したが、彼がロッカールームをまとめ上げていたからこそ、数々のタイトルを掲げられたと言える。シティでは360試合に出場。全盛期は疑いなく世界トップクラスのセンターバックであった。
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左サイドバック:アレクサンダル・コラロフ
在籍期間:2010年~2017年
ガエル・クリシと激しいポジション争いを繰り広げながら、入れ替わりの激しいチームの中で247試合に出場。高速かつ精度の高いクロス、強烈なFKを武器に左サイドを支えた。またフィジカル面でも強さを見せ、グアルデイィオラ体制ではセンターバックとしてもプレー。2度のプレミアリーグ制覇やFAカップ優勝にも貢献している。
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インサイドMF:ヤヤ・トゥーレ
在籍期間:2010年~2018年
シティ史上最高の補強選手の1人。屈強なフィジカルに高い技術を兼ね備え、迫力あるドリブルに強烈なミドルシュート、正確なFKと多彩なプレーで絶対的な存在に。2013-14シーズンには、MFながらプレミアリーグで20ゴールをたたき出し、リーグ制覇に導いた。通算316試合で79ゴール50アシストと見事な記録を残している。グアルディオラ監督就任以降は苦しい時間を過ごし、2018年に退団が決定。ラストマッチではサポーターのスタンディングオベーションを受けてピッチを後にし、試合後にはセレモニーが執り行われた。なお、2014年には自身の誕生日を祝ってもらえなかったことから移籍を志願したと代理人が発言し、大きな話題となった。
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アンカー:フェルナンジーニョ
在籍期間:2013年~現在
目立ちはしないが、現チームでも絶対に欠かすことのできない名手。高度な戦術理解度を武器に、自身の役割を黙々とこなす“いぶし銀”なプレーで7年間にわたって中盤を支えている。現指揮官ジョゼップ・グアルディオラも「クラブ史上最も優れた選手の1人」とその能力を絶賛。これまでシティでは304試合に出場し、イングランド初の国内3冠や、プレミアリーグ史上最多勝ち点(100)での優勝を成し遂げたペップ・シティの中心であり続けている。
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インサイドMF:ケヴィン・デ・ブライネ
在籍期間:2015年~現在
シティ史上、そして現代最高の司令塔の1人。機械のように精密かつ鋭いパスでピッチのあらゆる場所から決定機を作り、自らゴールを奪う力も併せ持つ完璧な攻撃的MF。当時のクラブ史上最高額で加入すると、瞬く間にスターダムに駆け上がった。シティでの209試合で50ゴール86アシストを記録。年々凄みを増すベルギー代表は、今季はリーグ戦だけですでに17アシストをマークしており、ティエリ・アンリの持つプレミアリーグ記録(20)の更新に期待がかかっている。なお、プレミアリーグで3シーズン以上15アシストを記録した唯一の選手である。
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右ウイング:ダビド・シルバ
在籍期間:2010年~現在
2008年の買収以降、新時代のシティを象徴する選手だ。激しい肉弾戦を常とするプレミアリーグにおいて、フィジカル的に劣っていたとしても、高度な戦術眼とスキルを持ち合わせればトップレベルの活躍ができるということを身をもって証明した。彼の大活躍が、プレミアリーグの歴史を変えたと言っても過言ではないだろう。2010年の到着後すぐさま絶対的な存在となり、シティでの公式戦424試合で74ゴール137アシストを記録。4度のリーグ制覇など、11ものタイトルを獲得している。グアルディオラ監督が「最高の選手。彼がいるからシティに来た」と語るほどだ。惜しまれつつも2019-20シーズン限りで退団することを発表しているが、紛れもなくクラブ史に名を残す選手である。
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センターフォワード:セルヒオ・アグエロ
在籍期間:2011年~現在
プレミアリーグでの9年間で積み重ねたゴール数は「180」。アンリ氏の持っていた外国人最多得点記録を更新し、歴代最多12回のハットトリックをマーク。リーグ史に残るストライカーである。驚異的な決定力と得点感覚を武器に、加入初年度から絶対的な地位を確立。2011-12シーズンの最終節では、プレミアリーグ史上最もドラマチックな決勝点を奪い、シティを44年ぶりのリーグ制覇に導いている。負傷による度重なる離脱もあったが、これまでの公式戦368試合で254得点をマーク。彼もまた、近年のシティを象徴する存在だ。
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左ウイング:ラヒーム・スターリング
在籍期間:2015年~現在
加入に際し多くの物議を醸したが、ピッチ上のパフォーマンスで批判を黙らせた。グアルディオラ監督の指導で新たな境地に達し、昨季はFWA年間最優秀選手賞を受賞。リーグを代表するアタッカーの1人となった。シティでの公式戦230試合で89ゴール72アシストをマーク。2度のリーグ制覇を含む7つのタイトルを獲得している。圧倒的な攻撃力を誇る現チームの攻撃陣において、最重要なアタッカーである。また過激な人種差別的発言にも屈せず、SNS等で勇気ある発信を続けている。
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ベストイレブン布陣(4-3-3)
GK:ハート
DF:サバレタ、ダン、コンパニ、コラロフ
MF:ヤヤ・トゥーレ、フェルナンジーニョ、デ・ブライネ
FW:シルバ、アグエロ、スターリング
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