Eden Hazard Virgil van Dijk Raheem Sterling PFA awardGetty/Goal composite

プレミアリーグ今季のベストイレブンは…ファン・ダイク、スターリングら選出の一方でサラーは選外に

  • Goal's Premier League Team of the Season 2018-19Goal

    1魅惑のチーム?

    GK エデルソン
    DF ファン・ダイク、ラポルテ、ロバートソン、
    MF ベルナルド、フェルナンジーニョ、アザール
    FW スターリング、アグエロ、マネ

  • 広告
  • Sadio Mane Liverpool 2018-19

    2FW:サディオ・マネ

    リヴァプールの最強3トップのうち、最もシーズンを通して活躍した。重要な試合で得点してきたため、今やレッズ(リヴァプールの愛称)にとって最高に頼りになる存在である。リーグ戦で22ゴールを奪い、マンチェスター・シティをギリギリまで追い詰めた。今シーズンは彼にとってのベストシーズンであり、ベストイレブンに選出されるに値する結果であった。

  • Sergio Aguero Manchester City 2018-19Getty Images

    3FW:セルヒオ・アグエロ

    エースらしくブライトン戦で非常に重要な同点ゴールを決めた。シーズンを通してハードワークをこなし、21得点を手にし、シティをチャンピオンに押し上げた。彼はアーセナル戦やチェルシー戦でハットトリックを獲得しており、また同時にバーンリー、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールといったチーム相手に重要なゴールを決めてきた。彼自身は4度プレミアリーグのタイトルを獲得し、1シーズン20得点以上を5年連続で取り続けているが、これが現代最高のフォワードと呼ばれる所以だろう。

  • Raheem Sterling Manchester City 2018-19Getty Images

    4FW:ラヒーム・スターリング

    ジャーナリストの選ぶ最優秀選手賞に選出されたスターリングは、グアルディオラの下でますます力を付けている。彼の見せるオールラウンドな能力からアタッカーとしての能力を高く評価されており、そのせいで彼がまだ24歳であることは忘れられがちである。今シーズンは17得点を獲得し、さらに12アシストを記録。適切な時に何度もチームを救い、タイトル獲得の原動力となった。シティでの成長はまさに怪物のようで、今や彼は完成された選手となっている。

  • Eden Hazard Chelsea 2018-19Getty Images

    5MF:エデン・アザール

    個人として最高のシーズンをチェルシーで過ごし、移籍の可能性をほのめかしていたが、レアル・マドリーへの移籍が確実となった。チェルシーがヨーロッパリーグ(EL)出場チームと成り下がった昨夏、移籍は不可避と見られていたアザールはチームに残留。スタンフォード・ブリッジで驚異的な成長を見せ、16ゴール15アシストという圧倒的な成績をマウリツィオ・サッリの下で記録した。このベルギー代表キャプテンの不在時はサッリが“魔法“を使うことができなかったことからも、彼のチームへの貢献度は一目瞭然だ。

  • Fernandinho Manchester City 2018-19Getty Images

    6MF:フェルナンジーニョ

    このブラジル人がケガに見舞われてから、グアルディオラは移籍市場から彼の代わりを探し出すのがとてつもなく難しいことを知ったのだった。離脱に伴いシティに対する貢献度は下がってしまったが、万全の状態の時の彼はシティの最強ラインナップの中で議論の余地がないほどの存在感を放っていた。また、シティの喫した4敗のうち2つがフェルナンジーニョ不在時に喫したものであることも偶然ではないはずだ。

  • Bernardo Silva Manchester City 01122018Getty

    7MF:ベルナルド・シウバ

    昨シーズンは端役に甘んじたが、今シーズンは替えの利かない存在となった。ポルトガルではベルナルド・シウバは疑いの余地なく、歴代最高のチームに所属する最高のプレイヤーである。創造性あふれるサッカーの中心であるケヴィン・デ・ブライネを欠いたまま、シティはシーズンのほとんどを戦わねばならなかったが、彼の不在を忘れさせるほどの活躍をみせたのが彼だった。マンチェスター・ユナイテッド戦でのダービーでメンバー入りしたシウバは、その試合でゴールを記録。そのままシーズン終了まで中核を担った。そしてユナイテッドやリヴァプールとの他のビッグマッチでもヒーローとなった。

  • Andrew Robertson Liverpool 2018-19Getty Images

    8DF:アンドリュー・ロバートソン

    このスコットランド代表キャプテンは、今シーズン一貫して良いパフォーマンスを見せたことで、株が急上昇。今シーズンは11のアシストでクラブに貢献し、リヴァプールがシティを追いかける原動力となった。次々と最高金額を樹立する近年の移籍市場において、リヴァプールは彼をハル・シティからたった800万ポンド(約11億2000万円)で引き抜いたことは忘れてはならない。

  • Aymeric Laporte Manchester City 2018-19Getty Images

    9DF:アイメリク・ラポルテ

    グアルディオラとマンチェスター・シティにとって、ラポルテは最後の砦となった。また、シティのポゼッション戦術を牽引する存在であり、1対1のデュエルではめったに敗れず。今シーズンは重要なゴールのいくつかに関与しており、またアシストもいくつか記録した。もちろん、ブライトン戦で記録した重要な追加点も彼の業績の一つだ。

  • Virgil van Dijk Liverpool 2018-19Getty Images

    10DF:ヴィルヒル・ファン・ダイク

    世界最高のセンターバックを争う中で、まさしくファン・ダイクはその称号にふさわしい存在だ。ファン・ダイクは、その統率力とシーズン通しての高いパフォーマンスが評価され、今シーズンのPFA(プロフェッショナル・フットボーラーズ・アソシエーション)年間最優秀選手賞を受賞。7500万ポンド(約105億円)もの移籍金には懐疑的なファンもいたかもしれないが、今となっては安い買い物だったというところだろう。彼に弱点があるとしても、リーグの他チームはそれを探し切れていないのが現状だ。

  • Trent Alexander-Arnold Liverpool 2018-19Getty Images

    11DF:トレント・アレクサンダー=アーノルド

    リヴァプール出身のこの若者は、プレミアリーグのDFによるアシスト数の新記録を樹立した。この大記録が20歳の若者にとって至難の業であるのは勿論だが、アレクサンダー=アーノルドはディフェンス能力もこの記録に全く引けを取っていない。リヴァプールは、記録には残らないものの良質なゴールを量産してきており、タイトルへ挑戦できた要因の大部分はアレクサンダー=アーノルドの業績によるものであろう。

  • Ederson Manchester City 2018-19Getty Images

    12GK:エデルソン

    比較対象となるアリソン・ベッカー(リヴァプール)は、エデルソンに先んじてブラジル代表でのキャリアをスタートした。この両者から1人を選出することは非常に難しかったが、チームのタイトルへの総合的な貢献度を考慮することとした。アリソンは最多クリーンシートを達成したことで“ゴールデン・グローブ“を獲得したが、対するエデルソンが供給する長短のキックの精度は、同郷のライバルに対して若干のアドバンテージとなった。彼のサッカースタイルはペップ・グアルディオラと完璧にマッチしている。

  • Manchester CityGetty

    132強の強さが際立つシーズンに

    マンチェスター・シティは最終節でブライトンを相手にリーグ最終戦で4-1と勝利。チーム2度目の連覇を果たし、輝かしいシーズンをトロフィー獲得という結末で飾った。その結果、ペップ・グアルディオラの下で活躍した選手たちが多数ベストイレブンにランクイン。また、最後までシティを追いかけ続けた2位リヴァプールの勝ち点97は、2位としては歴代最高数字。シティと同様に、彼らも強い存在感を発揮し、このトップ2に割って入る余地はほとんどなかっただろう。

    一方で、チャンピオンズリーグ出場権争いも白熱。最終的にはトッテナムが4位に滑り込み、チェルシーが3位で終えた。アーセナルは5位に終わったものの、ヨーロッパリーグ決勝で勝利すれば、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる。マンチェスター・ユナイテッドは終盤の大失速で、5位で終わることとなってしまった。