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ジョン・デュラン、ゼニトデビュー戦開始5分で相手DFとの乱闘により退場処分

  • ロシアにおける狂気の瞬間

    チームメイトのロングボールを追いかける途中、デュランはディフェンダーとの競り合いに発展した。双方が押し合いをした後、ストライカーは相手の上を飛び越えヘッドロックを決め、地面に引きずり下ろした。サッカー場というよりレスリングのリングにふさわしい動きで、この行為は即座に懸念を呼び起こした。デュランのサンクトペテルブルクでの滞在が、これまで欧州や中東で経験した移籍先と同様に不安定なものになるのではないか、と。

    幸いにもデュランにとって事態は全面乱闘には発展しなかった。主審が駆けつける前に両選手は立ち上がり、素早く握手を交わした。主審はデュランにイエローカードを提示し、選手たちに冷静になるよう明確に指示した。この試合が親善試合であったことがデュランにとって有利に働いた可能性があり、公式戦であれば予想されたよりも寛大な対応が取られたようだ。


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  • jhon-duran(C)Getty Images

    サンクトペテルブルクへの激動の道程

    デュランのゼニト加入は、若くして放浪の旅を続ける選手としての新たな転機となった。 わずか1年余り前、このストライカーはアストン・ヴィラでチャンピオンズリーグを戦っていた。途中出場で試合の流れを変える能力から、ファンのお気に入りだった。ミッドランドのクラブで2年間を過ごし、全大会通算78試合で20得点を記録。オリー・ワトキンスと先発の座を争った。しかしヴィラ・パークを去る際には、プレミアリーグからの移籍を望んだことで緊張が漂っていた。

    サウジアラビア移籍は、ウェストハムやチェルシーとの移籍が噂される中、デュランがヴィラパーク離脱を強く望んでいたとみられる状況で実現した。結局、昨年1月に6450万ポンド(約100億円)という移籍金でサウジアラビアのアル・ナセルへの物議を醸す移籍を完了させた。 プロリーグでの彼の時間は短命に終わり、より高額な年俸に誘われたと報じられる中、すぐにフェネルバフチェへのローン移籍でトルコへ移った。しかし彼は適応できず、わずか5得点でその契約は解除された。


  • 規律に関する未解決の問題

    デュランの才能は疑いようがないが、その規律違反の経歴は監督やスカウトにとって依然として大きな話題となっている。 イングランド在籍時、彼の攻撃性は時に度を越すことがあり、特にニューカッスル戦での衝突が顕著だった。アストン・ヴィラ時代には、DFファビアン・シャーへの蹴り行為が認められ退場処分を受けた。この事件は、プレミアリーグ在籍後期に表面化した彼のピッチ外での行動に関する報告の前兆となった。

    選手の態度に関する報道も存在する。『ザ・アスレティック』によれば、アストン・ヴィラ在籍時には遅刻やチームミーティングを妨害する態度が見られ、クラブの規律基準に抵触する寸前の事例があったという。こうした懸念はアル・ナスルやフェネルバフチェ移籍後も続き、ゼニトでのキャリア開始数分後のヘッドロック事件は、コロンビアの熱血漢が世界サッカー界での急成長を複雑化させてきた衝動的な傾向を、未だ完全に抑え込めていないことを示唆している。


  • Jhon Duran Fenerbahce 2025-26Getty

    ゼニットはコロンビアの火の玉を鎮められるか?

    ゼニットは現在、ロシアのウクライナ侵攻によりUEFA大会出場禁止処分が継続中という特異な状況下にある。デュランにとってこの移籍は、欧州トップリーグの過酷な注目から離れ、自身のコンディションを再構築する機会となる。ロシアの強豪クラブは、彼の早い段階での警告が単なる熱意の表れであって、繰り返される傾向ではないことを願っている。国内リーグ戦において、彼の圧倒的な身体能力と得点感覚をチームに融合させたい考えだ。

    早い段階での警告を受けたものの、デュランはかつて世界で最も注目された若手ストライカーの一人だった身体能力の片鱗を見せた。 しかしヘッドロック事件は、デュランには良い面と悪い面が表裏一体であることを痛烈に思い出させる。ゼニトが彼の攻撃性を決定力へと導ければ、世界クラスの戦力を手中に収める可能性がある。そうでなければ、彼のロシアでの挑戦は、既に奇抜な経歴に新たな短く混沌とした一章を加えるだけかもしれない。

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