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イングランド代表、21世紀の最強ベストイレブン。至高の中盤…日本で一大ムーブメント巻き起こした男も
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ゴールキーパー:ジョー・ハート
代表歴:2008年~2018年
デイヴィッド・シーマン以降、GKの人材難だったイングランド。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)でのジョーダン・ピックフォードの活躍は素晴らしかったが、彼よりも50試合以上多くゴールマウスを守ったハートを選出。大舞台では、EURO2012とEURO2016、2014年のブラジルW杯で守護神を務め、通算75試合に出場。まだ33歳ではあるが2018年以降代表から遠ざかっており、ピックフォードだけでなくニック・ポープ(バーンリー)やディーン・ヘンダーソン(シェフィールド・ユナイテッド)が台頭してきた中、正GK返り咲きへの道のりは険しくなっている。
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右サイドバック:ギャリー・ネビル
代表歴:1995年~2009年
現代表ではトレント・アレクサンダー=アーノルド、アーロン・ワン=ビサカ、カイル・ウォーカーらが高レベルの争いを繰り広げている右サイドバックだが、2000年代中盤まではギャリー・ネビルの独壇場だった。マンチェスター・ユナイテッドでの戦友で友人でもあるデイヴィッド・ベッカムと抜群の連係を築き、安定感あるディフェンスとタイミングの良いオーバーラップから多くのチャンスを演出。20歳時の日本代表戦(アンブロ・カップ)でのデビューから通算85試合に出場した。
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センターバック:リオ・ファーディナンド
代表歴:1997年~2013年
21世紀におけるイングランド最高のセンターバックと評されるリオ・ファーディナンド。20代の頃、「速い、強い、高い」の3拍子に加えて足下の技術も備える完全無欠のセンターバックだった男は、イングランド代表として通算81試合に出場。2010年にはテリーの不祥事を受けてキャプテンにも就任したが、同年の南アフリカW杯は負傷で出場が叶わなかった。キャリア晩年は負傷にも悩まされてスピードの衰えが顕著となり、2013年に代表を引退した。
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センターバック:ジョン・テリー
代表歴:2003年~2012年
2003年に代表デビューしたテリーは、2006年からベッカムを後を継ぐ形で主将に就任。2010年には不倫疑惑によりファビオ・カペッロ監督から降格を命じられたものの、その後に主将に復帰した。しかし、2012年にはアントン・ファーディナンドに対する人種差別発言疑惑により、今度はFAからキャプテンマークを剥奪された(その後の裁判では無罪)。プライベートでは物議を醸す事件もあったが、常に気持ちのこもったプレーを続けた闘将は、通算78試合に出場。6ゴールを挙げる活躍を見せた。
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左サイドバック:アシュリー・コール
代表歴:2001年~2014年
全盛期に世界最高のレフトバックとも言われたアシュリー・コールは、2001年の代表デビューからW杯3大会、EURO2大会に出場。左ウイングが人材難だったイングランドにおいて、攻撃力があってアップダウンを繰り返すことができるアシュリー・コールは、左サイドの攻め手として貴重な存在に。通算では歴代6位となる107試合に出場。2014年のブラジルW杯時にメンバー落ちし、代表から退くことを発表した。
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セントラルMF:スティーブン・ジェラード
代表歴:2000年~2014年
EURO2000に出場するも、日韓W杯の出場は負傷で叶わなかったジェラード。それでも、その後は常にスリーライオンズの主力を務め、2度のEURO参戦とW杯3大会連続出場を果たした。セントラルMFだけでなく左サイドハーフとしてもプレーし、通算では歴代4位となる114試合に出場して21ゴールをマーク。ランパードとの共存問題はイングランド長年の課題となったが、大舞台で共に輝きを放ってタイトルを獲得する日は訪れなかった。
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セントラルMF:フランク・ランパード
代表歴:1999年~2014年
チェルシーのレジェンドである“スーパー・フランキー”。日韓W杯ではメンバー落ちしたものの、チェルシーでの活躍とともに代表でも主力に定着。EURO2004では3ゴールを記録する活躍ぶりで8強入りに貢献し、大会ベストイレブンに名を連ねた。2010年の南アフリカW杯の決勝トーナメント1回戦、ドイツ戦ではクロスバーに当たってゴールラインを越えたかと思われたシュートが認められず、「幻のゴール」に。歴代7位となる106試合に出場し、通算29得点を記録した。
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ミッドフィルダー:デイヴィッド・ベッカム
代表歴:1996年~2009年
驚異の右足を持ち、歴代3位の115キャップを記録したイングランド屈指のスーパースター。フランスW杯での戦犯扱いから、2001年のW杯最終予選最終節ギリシャ戦では母国をW杯に導く直接FK弾でヒーローに。世界的スターとして来日した日韓W杯では日本に一大ムーブメントを巻き起こし、街にはモヒカンの“ベッカムヘアー”の若者が溢れかえった。プライベートではスパイス・ガールズのメンバーだったヴィクトリアと結婚し、地味な青年だった男は世界のファッション・アイコンとなった。
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ミッドフィルダー:ポール・スコールズ
代表歴:1997年~2004年
ジネディーヌ・ジダンをして、「別格。キャリアの中で後悔していることの一つは、彼とプレーできなかったこと」と言わしめた天才プレーメーカーのスコールズ。ユナイテッドでのデビュー当時はストライカーに近いポジションでプレーしていたが、年齢を重ねるにつれてポジションを下げ、世界屈指のMFに。素晴らしい展開力と正確無比なミドルシュートを武器とし、そのプレービジョンでもって中盤を支配した。日韓W杯後からジェラードやランパードらが中心となる中で徐々に序列が下がり、EURO2004後に早々と代表引退。その後も代表監督から声をかけられたが、復帰することはなかった。
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センターフォワード:ウェイン・ルーニー
代表歴:2003年~2018年
ピーター・シルトン(125試合)に次ぐ歴代2位の120試合に出場した21世紀のイングランド最高のレジェンド。2003年2月に17歳111日でフル代表デビューし、当時の最年少出場記録を更新。さらに同年、イングランド代表最年少得点記録も更新した。出場したW杯3大会では11試合の出場でわずか1ゴールと振るわなかったが、2015年にはボビー・チャールトンの記録を塗り替え、イングランド代表の歴代最多得点選手に。2018年に引退するまで、53ゴールをマークした。
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センターフォワード:マイケル・オーウェン
代表歴:1998年~2008年
ルーニーの相棒は、現スリーライオンズの主将を務めるケインとの争いにおいて、ユーザー投票で勝利したオーウェンを選出した。1998年フランスW杯のアルゼンチン代表戦でセンセーショナルなゴールを記録した元祖ワンダーボーイは、圧倒的な瞬発力とゴール前での嗅覚を発揮し続け、通算89試合の出場で歴代4位となる40ゴールをマーク。とりわけ、EUROとW杯の欧州予選では34試合で20ゴールを挙げる活躍を披露した。
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