元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏が、同胞FWキリアン・エンバペについてコメントしている。
今季でパリ・サンジェルマンを離れてレアル・マドリーに加入することが決定したエンバペ。ジダン氏のようにフランス代表でワールドカップ優勝を経験した同選手は、クラブでもフランスの先達と同じ道を歩むことになった。
史上最高の選手の一人に数えられるジダン氏は、エンバペに大きな期待をかけている様子だ。同氏はフランス『TF1』のエンバペのドキュメンタリー番組で、現在25歳のFWが自身を含めて、「誰のことも上回る存在になる」との見解を示している。
「キリアンはもうここにいる。彼は歴史に名を刻むことになるんだ。誰のことも上回る存在になるんだよ」
「彼はなおかつ、誰に対しても敬意を持っている。それが素晴らしいところなんだ」
ジダン氏は以前から、エンバペに対して称賛の言葉を口にしており、過去に『TF1』が行ったインタビューでも「いつの日か彼にバロンドールを受賞してほしいし、あらゆるタイトルを獲得してほしいんだ。彼のフットボールは素晴らしい。私はエンバペが大好きなんだよ」と発言。それに伴い、エンバペの特徴も生きるフィジカル全盛の現代フットボールについては「今、フットボールはフィジカル的に随分と変わった。私がこの時代にプレーしていれば、フィジカル的にひどい思いをしていただろう」とも語っていた。


