ローマに所属する21歳MFニコロ・ザニオーロがイタリア誌『Sportweek』のインタビューに応じ、次期ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョやミランFWズラタン・イブラヒモヴィッチなどについて語った。
昨年、2度のひざ前十字じん帯断裂の重傷を負い、長らく戦列から離れているザニオーロ。新型コロナウイルスの影響により1年間の延期となったEURO2020出場を目指してリハビリに取り組んできたが間に合わず、すでに目標を2022年カタール・ワールドカップへとシフトして復帰への準備を進めている。「2度目の十字じん帯断裂のときは、本当に大泣きした。やめようと思ったくらいだ。しかし今は調子が良い」と明かす。
そんな中、ザニオーロの所属先ローマでは、来シーズンからジョゼ・モウリーニョが指揮官に就任することが発表された。
「みんな興奮しているよ。数々のタイトルを獲得した偉大な指揮官であり、素晴らしいパーソナリティを持っている。スタートを切るのが待ちきれないよ。僕も指揮官と同じで、『常に全力を目指す必要がある。負けることが好きな人間は誰もいない』と思っている。彼なら、今シーズンのチームに欠けていた“重要な試合をコントロール”する力があるはずだ」
続いてザニオーロは、“会いたい人物。ローマに来て欲しい選手”を問われると、39歳のスウェーデン人スーパースター、イブラヒモヴィッチを挙げた。
「イブラヒモヴィッチは神。伝説的選手なんだ。彼に直接会ったことがないから、話してみたいし、どんなアプローチで試合に臨むのかを見てみたい。僕はイブラのような堅実さと(リオネル)メッシのような才能が欲しいと思うよ」
最後にローマMFは、EURO2020に言及。イタリア代表指揮官ロベルト・マンチーニから落選の連絡があったことを明かしつつ、カタールW杯へ意気込みを語った。
「監督からは何度も連絡をもらった。メンバーが決まったときは、『チームをリスペクトするために君を招集しない。君を招集すれば、チーム内に不穏な空気が流れてしまうかもしれない』と説明された。もちろん期待はあったので少しがっかりしているが、監督のことは理解できる。カタールが僕の目標だ。一歩ずつ進んでいきたい」
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