明治安田J1リーグは23日に第27節が行われ、横浜F・マリノスとFC町田ゼルビアが対戦した。
苦しんだ時期を乗り越えて残留圏内の17位・湘南ベルマーレに1ポイント差まで迫る18位・横浜FMと、破竹の8連勝で一時は首位に浮上した町田。互いに目標達成のため、勝利が必須の一戦に挑んだ。
町田は序盤から得意のセットプレーを中心にチャンスを作り、16分には分厚い攻撃で相手ゴールに迫っていく。一方の横浜FMは、ボールを繋ぎなら相手陣内に侵入するもののなかなか決定機を作れない時間が続いたが、33分には丁寧なビルドアップから宮市亮がカットインして際どいシュートを放っている。36分にも植中朝日が鋭いミドルシュートを狙った。30分過ぎからは両者攻め合う展開となったものの、前半はスコアレスで折り返す。
後半も一進一退の攻防が続く中、町田は59分に2枚替えを行い状況の打開を図る。しかし両チームなかなか決定機を作るまでには至らず、やや膠着した時間が続いた。
80分付近からは両チーム死力を尽くして攻撃に出てゴール前まで進むものの、集中したディフェンスを前にやはりシュートまでは持ち込めない。結局試合はこのままスコアレスドローで終了した。
この結果、横浜FMは勝ち点を25まで伸ばし、同勝ち点ながら湘南をかわして残留圏内の17位に浮上した。一方の町田は、連勝が8でストップ。勝ち点50で2位となっている。
