スペイン『as』のホアキン・マロト記者は、現状の過密日程とインターナショナルウィークについて持論を展開した。
近年大きな話題となっている過密日程。今夏にはFIFAがクラブワールドカップのフォーマットを変更すると、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)が法的措置に動いただけでなく、各クラブの選手や監督からも続々と懸念を表明する声が上がった。試合数の増加は世界中で物議を醸している。
さらに来年にワールドカップを控える中、各代表チームの選手たちはインターナショナルウィークで過酷な負担を強いられており、その結果としてケガ人が続出。キリアン・エンバペとエドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリー)はケガのためフランス代表チームを離脱し、ブラジル代表でもガブリエウ(アーセナル)が負傷交代を強いられた。その他、各国代表チームでも離脱する選手が相次いでいる。
そしてスペインで大きな注目を集めたのは、ラミン・ヤマルのスペイン代表離脱。一度招集されたヤマルだが、バルセロナ側が代表チームに連絡せずに治療を行ったとされており、スペインサッカー連盟は声明で不満を表明していた。
■責任の所在は…
こうした状況を受けて、マロト記者は「詩的な正義:FIFA自体がFIFAウイルスに蝕まれる」と題し、「FIFAとUEFAはあまりにもカレンダーを乱用し、修復不可能な状態だ。命令は明確、少しでも不快感を覚えたら辞退せよ」として以下のように持論を展開している。
「“ラミン事件”は聖書に出てくるような激震を巻き起こした。あらゆる国の代表選手が、ちょっとした刺激でメンバーから消えていく。FIFAとUEFAがカレンダーを乱用した結果、システムが崩壊した。クラブは選手たちへの支払いにうんざりしており、高額な報酬を受け取るスターたちは莫大な費用がかかる一方で、欠場すれば大きな損失を被ることになる」
「スペインだけでなく、クラブは厳重な命令を下している。少しでも問題の兆候があれば、選手は速やかに辞退を要請し、所属クラブに復帰しなければならない、と」
また、批判を浴びるバルセロナは「選手を守ろうとしているだけ」としつつも、ワクチン接種を受けなかったことでアルゼンチン代表を辞退したアトレティコ・マドリーの3選手には「スマホを車に忘れたり、鍵を家に忘れたりすることと同じだ」と指摘。そのうえで、こう続けた。
「結局のところ、FIFAとUEFAは自業自得だ。当然の報いだろう。これは彼らの責任である。UEFAがネーションズリーグを設立して以降、FIFAとの対立はさらに強まった。そしてFIFAは、クラブワールドカップで対抗した。そしてこの確執から超過密日程、負傷者、クラブ側の怒りが生まれた。因果応報だ」


