バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、ついに開幕したカタール・ワールドカップ(W杯)についての見解を述べている。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
2010年南アフリカW杯では、スペインを優勝に導く選手の原動力となったチャビ監督。今大会については、アルゼンチンとブラジルが優勝候補との見解を示している。
「アルゼンチンとブラジルはほかよりも一段上にいる。レオ(リオネル・メッシ)はとてもモチベーションにあふれているように見えるが、おそらく彼にとって最後のW 杯になるのだろう。彼らの次にいるのがスペイン、ポルトガル、イングランド、ドイツ、ベルギーといったチームだ」
スペインは今回、日本、コスタリカ、ドイツと同居。カタールのアル・サッドに選手、指揮官として在籍した同監督は、日本がスペイン、ひいては大会全体の「サプライズ」になる可能性を示唆している。
「スペインは難しいグループに入った。日本はサプライズを起こすかもしれない。私はアジアのフットボールをよく知っているからね。スペインの行方を占う上で、初戦のコスタリカ戦はとても重要だろう。南アフリカ大会で、私たちはスイスとの初戦に敗れてしまい、それが重荷になってしまった。そこからプレッシャーとともに戦う羽目になったんだ」
「今大会のサプライズ候補? 日本はもちろん、韓国、イラン……それとアフリカの数チームも驚きを与えるかもしれない。ガーナやモロッコなどね」
チャビ監督はまた、バルセロナの元チームメート、FWリオネル・メッシに対する思い入れも語っている。
「私にとっては世界最高、史上最高の選手だ。マラドーナ、ペレ、ディ・ステファノと比較し得る存在であり、W杯のタイトルなしでもナンバーワンだよ」
「今のレオからは力強さを感じる。ここ6カ月で、私たちは最高のメッシを再びお目にかかれるようになったね」
