Xavi HernandezGetty Images

チャビ、今季バルセロナを本のジャンルに例えるとしたら…「4-0で勝利したクラシコはもはやサイエンス・フィクションだった」

バルセロナは24日にラ・リーガ第21節延期分、本拠地カンプ・ノウでのラージョ・バジェカーノ戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、チャンピオンズリーグにストレートインできる2位の座を手にするためにも、ここ最近の低調なパフォーマンスを払拭する必要があることを説いた。

「私たちは大切な戦いに臨んでいる。2位の座を獲得して、来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にするというね。現実的に言って、ラ・リーガ優勝は実質不可能だ。最近の数試合では良い感覚を得られていないし、それを取り戻さなくてはならない」

この会見が行われた4月23日はサン・ジョルディの日で、カタルーニャでは親しい人に本を贈る記念日だ。チャビ監督は、現在のバルセロナがどういったジャンルの本かを問われて、次のように返している。

「もはやSF(サイエンス・フィクション)といった瞬間があった。例えば、ベルナベウでの4-0勝利とかね。選手たちが足りないというホラーな瞬間もあったし、11月に順位表を見たときもそうだった」

「私たちはポスト・メッシ時代にいることを理解しなくてはならないし、慌てずに進んでいく必要がある。今季はタイトルを勝ち取れる状況にはなかった。私たちはもっと強くならなくてはいけないし、もっと勇敢にプレーしなければならない」

その一方で、そのプレーについて評価が分かれるMFフレンキー・デ・ヨングについては、バルセロナで「一時代を築かなければならない」存在との見解を示した。

「とても重要な存在だ。このクラブで一時代を築かなければならない。彼はとても良いレベルにあるし、私は本当に満足している。このまま進み続けてもらわないと。ゴールを決め、アシストをして、主役になってもらわないと困るよ」

チャビ監督はまた、バルセロナ指揮官として最も苦労していることを問われると、選手たちの戦術理解及び解釈を挙げている。

「ゲームの理解だ。スペース、フリーマンの解釈などね。心理面ではしっかり心構えができている。フィジカル面は最後の試合で消耗が感じられた。戦術面については、取り組む時間をほとんど取れていなかった、というのが現状だ」

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