23日のラ・リーガ第6節、レアル・マドリーは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、フリアン・カレーロ監督率いるレバンテへの警戒感を表している。
「アウェー戦はどこであっても難しい。とりわけレバンテは直近のジローナ戦の勝利だけでなく、ベティス戦でも良質なパフォーマンスを見せていたし、バルサも困難に陥れていた。彼らを率いるカレロは素晴らしい監督で、これまで率いてきたすべてのチームが競争的だった」
「明日、私たちはクオリティー、プレーリズム、集中力のすべてを備えてプレーしなくてはいけない。」
レアル・マドリーは22日のバロンドール授賞式にはクラブとして参加せず。選手たちの参加は自由意志に任せるとのことだが、男子チームからは誰も出席しない見込みだ。
バルセロナのハンジ・フリック監督はバロンドール授賞式について「ビッグイベントだ」「勝者に敬意を表すために参加しなければ」と語っていたが、シャビ・アロンソ監督はどう考えているのだろうか。
「私たちは明日、レバンテとの試合に臨むんだ。それはラ・リーガの一戦であり、私の見解では今回はかなり多くの勝ち点で優勝が争われることになる。つまり、各試合が重要となるんだよ」
「私の頭の中に、バロンドールは一切ない。ゼロだ。あるのはレバンテ戦だけだよ」
シャビ・アロンソ監督はその一方で、前節エスパニョール戦(○2-0)の途中交代で不満を露わにしたFWヴィニシウス・ジュニオールについても言及。そうした態度が問題ではないことを改めて明言している。
「私も選手だったから分かるんだ。交代を命じられたときは……あまり美しい瞬間にはならなかったね」
「当たり前のことだと、ごく自然に受け止めているよ。自分は選手たちの近くに痛いと思っているし、試合後にはどう感じたかは話すなどしている。些細なことを大袈裟にする気はないんだ」
エスパニョール戦では73%のポゼッション率を記録しながらも、シュート数がこれまでで一番少なかったレアル・マドリー。昨季以前と比べて、プレーの魅力が減っているとも指摘されるが、シャビ・アロンソ監督はまだチームが構築中であることを強調した。
「今、どのフェーズにいるのかについて、私たちは現実的でなければならない。チームはまだ構築中だ。もちろん、ここまで収めている結果は、私たちが歩んでいる道が間違いないものという自信を与えてくれる」
「私たちに秘密はない。チームが一枚岩に、コレクティブにプレーすれば、全員がその恩恵を受けられる。私たちは初日からそのことを強調してきたし、今後も繰り返していくつもりだ。それが今季の鍵の一つとなるだろう」


