レアル・マドリーは29日にチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節、アウェーでのカイラト戦に臨む。この試合の前日会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、前試合アトレティコ・マドリー戦の大敗を今度の糧とする必要性を説いている。
今季公式戦7試合で全勝を貫いてきたシャビ・アロンソ監督率いるレアル・マドリーだが、アトレティコとのアウェーでのダービーで2-5の大敗を喫した。シャビ・アロンソ監督は自チームの最たる問題が、選手たちのプレーに臨む姿勢にあったかと問われると、次のように返答している。
「姿勢の問題だけではない。私たちは試合を分析したが、プレーリズムや戦術にも問題があった。姿勢だけだったと説明すれば、私は単純な人間となってしまう」
「私たちはプレーレベルを引き上げなくてはいけない。あの試合では、十分と言えるような競い方ができなかった。これもまた適応のプロセスなんだよ。私たちがスタートを切ってから、まだ58日目だ。つらい出来事だったが、私たちはすでにチャンピオンズのモードだ」
「チームの団結力が足りなかった? 選手たちのつながりはしっかりあった。バルベルデも言っていたが、フットボールをプレーするアイデア、チームとして備えるべきスピリッツを構築することが肝要だ。私たちは歩みを進めている最中であり、二歩進むために一歩下がる必要だってあるだろう」
「今、私たちはチームとしてどうなりたいかを定義している最中であり、これから良くなっていくはずだ」
シャビ・アロンソ監督は、敗戦しても勝利しても1日で考えを切り替える必要性を説いている。
「勝っても負けても、その感覚は24時間どまりにしなくてはならない。あの敗戦は姿勢だけでなく、リズムや戦術の問題でもあった。私たちは試合を解決するレベルやプレーリズムを引き上げなくてはいけない」
「私たちはプレーを構築中で、これから良くなっていくんだ。どのくらいかかるかって? 分からない。しかし、私たちは歩みを進めている途中で、二歩進むために後退する必要だってあるだろう。私たちは改善を進めていき、フットボール的にもチームのパーソナリティー的にも、どうなりたいかを定義づけなければならない。そうできれば、チームはより良くなるだろう」
似たような内容のコメントを繰り返すシャビ・アロンソ監督だが、その考えは明確ということなのだろう。


