現地時間23日、カタール・ワールドカップ(W杯)はグループEの第1節が行われ、スペイン代表とコスタリカ代表が対戦した。
W杯優勝国であるスペインとドイツ代表の2強と言われていながら、日本代表が初戦でドイツから大金星を挙げる波乱を起こしたグループE。すでに今大会、アルゼンチンがサウジアラビアに敗れる波乱も起きており、スペインにとっては同じ轍を踏むことだけは避けたい初戦となった。
すると立ち上がりからスペインが圧倒的にコスタリカを攻め立てる。5分、ペドリからの浮き球パスをエリア内右に走り込んだダニ・オルモがダイレクトで合わせる。しかし、これはわずかにゴール左へ。
その後も攻めるスペインは11分、ペナルティーエリア手前でボールを受けたガビの浮き球パスをダニ・オルモが反転しながら足元に収め、飛び出したGKナバスをあざ笑うかのようなチップキックでネットを揺らし、攻勢のスペインが幸先よく先制点を奪う。
さらに21分、ブスケツからのパスをペナルティーエリア左で受けたアルバの折り返しを、ゴール前で合わせたのはアセンシオ。名手ナバスも止めきれず、ゴール右へと決まってあっさりと追加点を挙げた。
29分にはアルバがエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをフェラン・トーレスがゴール左へと沈め、早くも3-0とリードを奪う。反撃に出たいコスタリカだが、テンポの速いスペインのパスワークに翻弄され、カウンターすらままならない。
3点リードで試合を折り返したスペインは、後半も圧倒的なボールポゼッション率でコスタリカを翻弄。54分には、エリア内右でボールを受けたF・トーレスが一度はボールを失いながらも奪い返し、GKナバスを背負いながらも鋭い反転シュートを決めて4-0とリードを広げる。
57分にF・トーレス、ペドリを下げてモラタ、ソレールを投入したスペインは、64分にアルバ、ブスケツを下げてバルデ、コケを投入。69分にはアセンシオに代えてニコ・ウィリアムスを投入すると、74分にはモラタの左クロスをガビがボレーでゴール右へと流し込み5点目を挙げる。
さらには90分、ソレールが6点目を挙げると、アディショナルタイムにもモラタが決めて7点目。最後まで容赦なく攻め続けたスペインが、名手ナバスから7ゴールを奪う圧勝劇で初戦を飾った。
グループEの第2節、スペインはドイツ代表と、コスタリカは日本と対戦する。
■試合結果
スペイン 7-0 コスタリカ
■得点者
スペイン:ダニ・オルモ(11分)、アセンシオ(21分)、F・トーレス(31分PK、54分)、ガビ(74分)、ソレール(90分)、モラタ(90+2分)
