2034年ワールドカップ(W杯)の招致を目指すサウジアラビアは、現時点でカタールに次ぐ中東で2度目となるW杯開催地のポールポジションにいるようだ。
FIFAの大陸持ち回り政策の一環として、2034年W杯の開催地はアジアとオセアニアの国々に限られている。そんな中、国家プロジェクトの1つとしてフットボールに情熱と資金を注ぐサウジアラビアのサッカー連盟は4日、声明の中で2034年W杯の招致に向けて動くことを発表した。
2034年の招致プロセスは今月初めに開始され、各国は10月31日までに正式な招致提案書を提出する意思を示さなければならない。現在、2023年女子W杯の共同開催を成功させたオーストラリアとニュージーランドに加え、ASEAN諸国(フィリピン、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、シンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ)、中国、そしてカザフスタンとウズベキスタンの共同開催が関心を示しているとされる。
以下に続く
その中でポールポジションに立っているのがサウジアラビアだ。『Daily Mail』によると、2034年のサウジアラビアW杯は可能性が高いだけでなく基本的に決定事項であり、FIFAはこのイベントによって数十億ドルの利益を得るだろうと伝えている。
現時点ではサウジアラビアが唯一の入札国であり、もし他の国々が勝ち抜こうとするには支援がかなり必要になる。また、クリアしなければならない障害が多すぎることを踏まえると、サウジアラビアに決まる可能性が高そうだ。