japan_croatia_2_1(C)Getty images

ベスト16でクロアチアに屈した日本代表、伊紙が見た戦い「夢は最高潮で砕けた」

日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16でクロアチアにPK戦の末、屈して敗退したが、イタリア紙がその健闘を称えた。

“死の組”グループEで優勝国のドイツやスペインを撃破し、1位通過を決めて世界を驚かせた森保一監督率いる日本代表。5日、ベスト16においてF組2位のクロアチアと対戦すると、43分に前田大然のゴールで先制に成功したが、55分にイヴァン・ペリシッチに同点弾を許すと、1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に敗退した。

イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は「クロアチアがベスト8へ進出したが、どれほど苦戦したことか。歴史的なW杯8強進出へ迫る日本を屈服させるために、PK戦まで要した」と報道。日本が前回大会の準優勝チームを苦しめ、あと一歩まで追い詰めたことを伝えた。

また前半を振り返り、「スピードとスパートに懸ける森保のチームに対し、クロアチアはパス回しを狙ったが、前半はこのパス回しが苦戦を強いられた」と指摘。「長友(佑都)と仲間たちが試合の主導権を握り、すでに3分にはいつも通り極めて優秀なレジスタの遠藤(航)がクロスを送り込み」先制のチャンスが生まれたことに触れた。

また「日本の方がリズム良くプレーし、特に右サイドの伊東(純也)は捕らえることがほぼ不可能だった」と賛辞を贈ったほか、43分に先制点を決めた前田について「12分のチャンスに顔を出すことはできなかったが、今回はぴったりと正確に現れ、(ドミニク)リヴァコヴィッチを倒した」と綴った。

だが55分、ペリシッチのヘッド弾で同点に追いつかれ、徐々に「クロアチアのボール支配が増す」と「カウンター頼り」となった日本。試合がこう着したまま延長戦へともつれ込み、「PK戦は日本のファンが陣取るゴール前で行われたが、お祭り騒ぎをしたのはクロアチアだった」と振り返った。

■日本はマナーでW杯を制した

『コリエレ・デロ・スポルト』は、日本の敗戦について「W杯で初のベスト8進出の夢は、最高潮のところで砕けた」と報道。「クロアチアの中盤は期待外れだった一方、吉田(麻也)と仲間たちは序盤のペースを保つことができなかった」などと綴った。また「スタンドで涙を流す日本のファンは、間違いなくマナーや礼儀正しさでW杯を制した」とピッチ外の振る舞いを称賛した。

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