有力メディア『The Athletic』は、2026年ワールドカップのチケット価格について伝えている。
アメリカ、カナダ、メキシコと史上初めて3カ国共催で行われる2026年ワールドカップ。今大会から出場国が「48」に増加した中、日本をはじめ王者アルゼンチン、ブラジルなど予選突破国も続々と確定。12月5日にはグループステージ抽選会も予定されるなど、いよいよ4年に一度の祭典に向けてムードが高まっている。
そんな中、FIFA(国際サッカー連盟)は9月30日まで2026年大会のチケット価格を公表せず。9月初旬に最低価格が60ドル(約8800円)であることを明かして以降、ラウンドやカテゴリーごとの具体的な価格についてはほとんど明かしていなかった。それでも1日、先行チケットの抽選がスタート。『The Athletic』は10名以上の当選者に取材を行い、具体的な価格表を伝えている。
同メディアによると、アメリカ代表の試合を除くアメリカ会場のグループステージにおける価格は以下のようになっている。
カテゴリー1:410~620ドル(約6万円~9万円)
カテゴリー2:310~465ドル(約4万5000円~約6万8000円)
カテゴリー3:140~215ドル(約2万円~3万2000円)
カテゴリー4:60~150ドル(約8800円~2万2000円)
カテゴリー1は主にピッチサイド席とニ階席の大部分、カテゴリー2は主にサイドライン沿いの上階席、カテゴリー3は主に両ゴール上の上階席、カテゴリー4は各コーナー付近の上階席の端に位置しているとのこと。FIFAが告知していた60ドルのチケットは、非常に少数であるという。
そして、メットライフ・スタジアムで行われる決勝戦の価格は以下であるようだ。なお、数時間後にはすべてのカテゴリーで完売したとのこと。
カテゴリー1:6730ドル(約99万円)
カテゴリー2:4210ドル(約62万円)
カテゴリー3:2790ドル(約41万円)
カテゴリー4:2030ドル(約30万円)
またFIFAは以前、2026年ワールドカップでは需要と供給によってチケット価格が変動するダイナミックプライシングモデルを採用する可能性があることを明かしている。
