ワールドカップ欧州予選は15日、各地で最終節が行われた。
グループCでは、イタリアが北アイルランドと対戦。スイスとの首位攻防戦で1-1と引き分け、最終節を前に勝ち点15で並びながら得失点差の関係で首位に立っていたイタリア。本大会出場決定に向けた最終節では、インシーニェを最前線に置くゼロトップ気味の布陣で臨んでいる。
序盤からボールを支配するイタリアだったが、そのインシーニェやキエーザらがチャンスを手にするも、相手GKピーコック=ファレルのセーブに阻まれて前半をスコアレスで折り返す。後半も攻め続け、次々と攻撃的なカードを切ったイタリアだったが、結局最後までゴールを奪えず。スコアレスドローに終わっている。
一方他会場では、スイスがブルガリアに4-0と快勝。この結果、最終節で順位が逆転。勝ち点18のスイスが首位でW杯本大会出場決定。EURO王者イタリアは、2位でプレーオフに回ることとなっている。
グループIでは、イングランドがサンマリノと対戦。前節までに2位ポーランドに3ポイント差をつけ、引き分け以上でストレートインの決まるイングランドは、守護神ラムズデールがデビューを果たす。また初招集のスミス=ロウが初先発を飾った。
イングランドは序盤から相手を圧倒し、6分にマグワイアが口火を切ると、15分にはオウンゴールで追加点。すると、前節ハットトリックを達成したエースのケインが、前半だけで4ゴールを奪う圧巻のパフォーマンス。後半にはスミス=ロウとミングスの初ゴール、エイブラハム、サカが続き、10-0と圧勝を収めた。
なお、他会場でポーランドはハンガリーに1-2と敗戦。この結果、イングランドが勝ち点26で首位確定。本大会出場を決めた。ポーランドは2位でプレーオフへ回っている。
