20230811_Kumagai(C)Getty images

女子W杯は8強で敗退…なでしこジャパン主将・熊谷紗希は涙こらえ「もう少しみんなとやりたかった」

なでしこジャパン(日本女子代表)の主将DF熊谷紗希が、涙をこらえながら悔しい気持ちを吐露した。

なでしこは11日、女子ワールドカップ(W杯)2023準々決勝でスウェーデン女子代表と対戦。32分にFKの流れからボックス内に混戦が生まれて失点を喫すると、51分にはスウェーデンボールの右CKの場面でなでしこのハンドがあったとして、PKから加点された。

2点差をつけられたところから攻勢を強めたなでしこは終盤、途中出場の林穂之香の得点で1点を返したものの追いつくことはできず。ベスト8で大会を終えることとなった。

スウェーデン戦後のフラッシュインタビューに応じた熊谷は、涙をこらえながら率直な心境を語っている。

「結果がすべてなので、負けて終わっちゃったのは本当に悔しいですけど。この状態で試合を振り合えるのはちょっと難しいと思いますけど、それでも自分たちには絶対チャンスもあったし、最後に本当に取り返すチャンスはいくらでもあったので。あとちょっと届かなかったところが自分たちの力なのかなと思います」

また、警戒していたスウェーデンの高さを生かしたセットプレーが失点に繋がったと振り返った。

「あれだけ自分たちが、少なからずチャンスは作れて。結果、警戒していたセットプレーから2失点する形になってしまいましたが、もう少し後ろが頑張れればもうちょっと前にチャンスもできたのかなと思うのでとにかく悔しいですけど、一緒に戦ってくれた仲間に感謝したいです」

それでも大会を通じ、なでしこはスウェーデン戦以前まで全勝で計14得点1失点を記録。優勝候補の一角として挙がるチームとなっていた。熊谷は、そんな仲間たちとさらに上へと進みたかったと口にしている。

「だからこそもう少しみんなとやりたかったですし、少しでも前に進むことが日本の女子サッカーの未来に絶対繋がると思っていたので、少しでも前に進みたかったですけど、この結果をしっかり受け止めるしか今はないのかなと思っています」

なでしこは今後、9月の国際親善試合と第19回アジア競技大会を経て、10月にはパリ五輪アジア2次予選がスタート。W杯で大きなインパクトを残したチームの、今後の戦いにも注目が集まる。

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