なでしこジャパン(日本女子代表)の清水梨紗が、フラッシュインタビューで喜びを表現した。
なでしこは5日、女子ワールドカップ(W杯)2023のラウンド16でノルウェー女子代表と対戦。15分にオウンゴールで先制したもののその5分後にノルウェーのサイド攻撃から失点するタフな展開となったが、後半早々の50分に清水がボックス右でノルウェーの横パスをカットして冷静に沈めて勝ち越した。
終盤の81分にも宮澤ひなたがネットを揺らし、3-1で勝利したなでしこは準々決勝へと駒を進めている。ベスト16で終わった2019年大会でもメンバー入りしていた清水は試合後、喜びを露わにしている。
「本当に2019年の悔しい思いをしたので、まだまだこれからですけど一つ壁を破れたなという気持ちです。(試合後は)話というか、もう喜びの、全員でハグをして…次に向かいますけど、今日は本当に良い勝利だったと思います」
また、決勝点となった得点についても振り返った。
「自分のところにボールがこぼれてきて、前半も同じ…ちょっと違ったシーンがあったんですけど、トラップせずに打って、次は落ち着いていこうという気持ちがあったので上手くゴールに入ってくれて良かったです。前半から左サイドから良いボールがたくさん来ていたので、いつか自分のところに来ると思って走っていました」
チームの雰囲気についても「(試合中も)ポジティブな言葉があふれてましたし、1-1になった時も誰一人ネガティブな言葉はなかったです」と振り返った清水。次戦はアメリカ女子代表とスウェーデン女子代表の勝者と激突することとなるが、「全員が同じ方向を向いているので、これからもどんどん勝ち上がっていきたいなと思います」と意気込んでいる。
