現地時間16日、イングランド・プレミアリーグが開幕し、マンチェスター・シティは敵地モリニュー・スタジアムでウォルヴァーハンプトンと対戦した。
王座奪還に向けて、今夏に着実な補強を進めたシティは、ミランから加入したラインデルスと、古巣対決となるアイト・ヌーリが先発し、新10番のシェルキはベンチスタート。移籍が噂されるエデルソンはベンチ入りせず、ゴールマウスには22歳のトラフォードが起用された。
立ち上がりからボールを保持するシティだが、ウルブスの分厚い守備を前になかなかシュートチャンスが作れない。20分にはベルナルド・シウバの左クロスをハーランドが頭で合わせるも、わずかに高さが合わず。
堅守速攻を狙うウルブスは26分、ドハーティの右クロスをゴール前でフリーとなっていたムネツィがヘディングでネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴール。シティとしては肝を冷やした場面だった。
試合が動いたのは34分。中盤で突破を図ったラインデルスの浮き球パスに抜け出したリコ・ルイスがエリア内右からダイレクトで折り返すと、GKとDFの間を抜けたボールをファーポストのハーランドが難なく押し込み、シティが均衡を破った。
さらに37分、高い位置でボールを奪ったボブがドリブルで持ち上がり、エリア内左にラストパス。抜け出したラインデルスが左足ダイレクトでゴール右へと沈め、シティがあっさりと追加点を奪った。
後半、2点を追うウルブスが積極的な入りを見せてシティゴールを脅かすが、あと一歩のところで崩し切ることができない。
ゴールが遠いウルブスを尻目に、シティは61分、右サイドでボールを受けたボブからのパスをエリア内右のポケットに走り込んだラインデルスがマイナスの折り返し。これをハーランドが豪快にゴール左へと沈め、シティが3-0と突き放した。
試合をほぼ決定づけたシティは66分、B・シウバ、ドク、R・ルイスを下げてマーモウシュ、オライリー、マテウス・ヌネスを投入。73分にはハーランドに代わってチェルキが出場しプレミアデビューを飾った。
すると81分、中盤でゴールを背にしてボールを受けたチェルキがヒールで流し、オライリーとのワンツーから右足を振り抜く。これがゴール左へと決まってプレミア初ゴールを記録し、シティが4-0とリードを広げた。
一矢報いたいウルブスだが、シティがボールを保持して時間を使い、ウルブスに反撃の機会を与えない。最後までゴールを許さなかったシティが敵地で4ゴールを挙げ、王座奪還に向けて白星スタートを切った。
■試合結果
ウォルヴァーハンプトン 0-4 マンチェスター・C
■得点者
マンチェスター・C:ハーランド(34分、61分)、ラインデルス(37分)、チェルキ(81分)




