各国々のスーパースターたちがスポーツ界で最も記憶に残るトロフィーを掲げることを目指して至る所で対峙するワールドカップは、間違いなく世界のフットボール界最大の大会だ。
第22回目となる11月に開催されるカタール・ワールドカップでは、王者フランスがタイトル防衛を目指し、またブラジルやベルギー、イングランドといった強豪国が11月から12月に掛けて熾烈な戦いを繰り広げる。
ワールドカップはスポーツ史においていつだって特別なイベントだが、この大会を主催する組織はどこで、その組織の長は誰だろうか。今回『GOAL』ではFIFAやその会長についての情報を紹介する。
FIFAの意味は?
Getty ImagesFIFAはフランス語“Federation Internationale de Football Association”、もしくは英語“International Federation of Association Football”の略称。FIFAはアソシエーション・フットボール(サッカー)の国際管理機関で、フットボール界最大のイベントを主催する。
FIFAは当初、ヨーロッパ内の国際大会を管轄する組織として1904年に創設され、現在ではアフリカ、アジア、北中米カリブ海、オセアニア、南アメリカと6つの大陸連盟を統括する組織にまで成長した。
スイスのチューリッヒを拠点とするFIFAは、ワールドカップはもちろん、クラブ・ワールドカップといった国際大会のメインオーガナイザーを務める。
現在のFIFA会長は誰?
Getty Images現在のFIFA会長はジャンニ・インファンティーノで、2016年2月にゼップ・ブラッターの後任として現在のポストに就いた。スイス系イタリア人のインファンティーノは2000年に欧州サッカー連盟(UEFA)の一員となり、2009年からは事務局長として働いていた。
2015年に発覚したFIFA汚職事件を受けて行われた2016年のFIFA臨時会でインファンティーノがブラッターの後任を務めることが選挙により決定した。
しかし、FIFAのスキャンダルを受けて新会長に就任したインファンティーノだが、パルマ紙によりUEFAで汚職に関与していた可能性が報じられていた。その後、インファンティーノはこの報道に困惑したことを明かしつつ、いかなる関係先と個人的な取引をしていないと身の潔白を主張していた。
また、インファンティーノはEURO2016からの出場数拡大に大きく貢献し、その他にもUEFAネーションズリーグ創設や13カ国がホストを務めたEURO2020においても非常に重要な役割を担った。
ゼップ・ブラッターに何が起きた?
Getty Images前FIFA会長のブラッターは、関与を否定し続けるものの、組織をあげての大規模な汚職に関与したことが明らかになった調査結果により、フットボールに関連する活動への参加を6年間にわたって禁じられた。
アメリカとスイスの機関によって行われた調査により、ブラッターは2011年にミシェル・プラティニへの“不正な支払い”に関与したことが明らかになった。
第8代FIFA会長を務めたブラッターは、2022年ワールドカップをカタールに招致する際に収賄があったことを受け、倫理委員会により解任を命じられるまで17年間にわたりこの職を全うした。
ブラッターの疑惑は金銭スキャンダルに収まらず、OGや現役にかかわらず女子選手たちから女性嫌悪や侮辱発言があったと幾度となく非難されてきた。元アメリカ女子代表GKホープ・ソロも2013年のバロンドール授賞式で元会長から複数回にわたる不適切なボディタッチがあったことを告白していた。
その他にも、ブラッターはフットボールにおける人種差別は当人同士がピッチ上で握手することですぐに収まり得るとも発言したり、さらに南米の国々は不倫が発覚したジョン・テリーに“拍手”を送るだろうと、問題視されるコメントを多岐にわたって残していた。
