現地時間30日、イングランド・プレミアリーグは第19節が行われ、三笘薫の所属するブライトンは敵地ロンドン・スタジアムでウェストハムと対戦した。
前節、体調不良で欠場した三笘はベンチに復帰。ウェルベックの1トップに、ディエゴ・ゴメス、ミンテ、デ・カイペルが2列目に並んだ。
立ち上がりこそブライトンのチャンスが続いたものの、3連敗中のウェストハムが最初のチャンスをモノにする。10分、GKアレオラからのロングキックのセカンドボールをパケタが拾って前線にスルーパスをお送ると、抜け出したボーウェンがGKフェルブルッヘンとの1対1を制してウェストハムが先制に成功した。
先制したウェストハムはその後も鋭いカウンターでブライトンゴールを脅かす。16分にはパケタのパスにエリア内左へと抜け出したスカールズがダブルタッチでDFをかわし右足で狙うも、これはゴール右へとわずかに外れた。
31分、ペナルティーエリア手前左からのウェルベックのパスをD・ゴメスがスルーし、エリア内右で受けたミンテがキルマンをかわしたところで倒されてPKを獲得。このPKをウェルベックがゴール左へと沈めてブライトンが試合を振り出しに戻した。
さらに35分、右CKの競り合いの中でパケタがダンクを掴んだまま倒してしまい、再びブライトンにPKが与えられる。再びウェルベックが蹴るが、パネンカキックはクロスバーを直撃し、跳ね返ったボールをウェルベックが触ったため、ウェストハムボールとなった。
逆転の絶好機を逸したブライトンに対し、44分にはエリア内左からのカラム・ウィルソンのシュートをダンクが倒れ込みながらブロック。しかしVARとオン・フィールド・レビューの結果、ウェストハムにPKが与えられ、ダンクにはイエローカードが提示された。このPKをパケタがゴール右へと沈め、ウェストハムが再びリードを奪った。
後半、1点を追うブライトンは58分にデ・カイペルと足を痛めたミンテに代えて、三笘とグルダを投入する。
左サイドに入った三笘は早速エリア内左でDF2人に囲まれながらも仕掛けて倒されるが、笛は鳴らず。さらに三笘は61分にも左サイドで仕掛けてCKを獲得すると、その左CKが直接ゴールへと向かい、GKアレオラがはじいたボールをフェルトマンが押し込んでブライトンが再び同点に追いついた。
追いついたブライトンは72分にD・ゴメスとミルナーを下げてリュテルとヒンシェルウッドを投入し勝負に出る。76分には左サイドからカットインした三笘がカディオグルとのワンツーから右足でフィニッシュまで持ち込むも、ここはGKアレオラが横っ飛びではじいた。
その後も攻勢を続けるブライトンだが、惜しいチャンスは作るもののGKアレオラの好守もあり逆転ゴールが生まれない。アディショナルタイムの5分間でもブライトンの攻勢が目立ったものの、最後まで決勝点は生まれず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
ウェストハム 2-2 ブライトン
■得点者
ウェストハム:ボーウェン(10分)、パケタ(45+4分PK)
ブライトン:ウェルベック(32分PK)、フェルトマン(61分)




