24日、一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブは大阪市内にあるヨドコウ桜スタジアムで会見を行い、2023-24シーズンよりWEリーグ参入が決定しているセレッソ大阪堺レディースが、4月1日よりチーム名を「セレッソ大阪ヤンマーレディース」として新たに活動することを発表した。(写真左より百濃実結香、髙田春奈チェア、古澤留衣)
ヤンマーは、セレッソ大阪のトップパートナーとして長年クラブをサポートし続けるサッカーとも深い関わりを持つ企業だ。今回のレディースチームのネーミングライツ取得の狙いについて、ヤンマーホールディングス株式会社スポーツビジネス室の村山勉氏は、「セレッソ大阪はヤンマーディーゼルサッカー部が母体となっており、今のセレッソのDNAの中にはヤンマーが深く関係しています。さらに、ヤンマーとしても、女性活躍社会を謳って様々な活動をしておりますので、女性の挑戦を支援すべきだろうと思い、決断しました」と話す。
また、会見に登壇したWEリーグの髙田春奈チェアは、「世界に向けて様々な取り組みをされている素晴らしい企業様がネーミングライツを取得したことで、さらにチームが活性化されると思います」と期待を寄せた。
WEリーグ参入1年目、チームの指揮を執るのは、これまでC大阪のアカデミー年代での指導経験が豊富な鳥居塚伸人監督となる。現在は来季のWEリーグを戦うチームのベースアップに努めており、「チームとして勝利を目指すとともに、個人としても成長し、世界を目指せる選手を育成したい」と抱負を述べた。
“育成のセレッソ”として、過去には林穂之香(ウェストハム)や宝田沙織(リンシェーピング)、浜野まいか(チェルシーからハンマルビーIFに期限付き移籍中)ら、世界に羽ばたく選手を何人も輩出してきたセレッソ大阪堺レディース。女子プロリーグ参入と同時に「セレッソ大阪ヤンマーレディース」とチーム名を変え、新たな船出を果たす。


