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WEリーグ杯、2代目女王はS広島R!新潟LとのPK戦にもつれ込む死闘を制して初優勝

2023-24シーズンのWEリーグカップ決勝が等々力陸上競技場で行われ、サンフレッチェ広島レジーナとアルビレックス新潟レディースが対戦した。

11月のリーグ開幕を前に行われているWEリーグカップ。13日には2代目女王の座をかけた決勝戦が行われ、互いに初優勝を目指す広島と新潟が激突した。広島には近賀ゆかり、新潟には川澄奈穂美と、なでしこジャパンとして2011のワールドカップ優勝を経験した2人も先発している。

互いに試合序盤から積極的にゴールを目指すが、激しい攻防のなかで両チームとも決定機は作れない時間が続く。広島は29分、中嶋淑乃のクロスにボックス内へ飛び込んだ松本茉奈加が合わせたが、シュートはGKの正面へ。その後も中嶋淑乃のドリブルから相手ボックス付近まで持ち込むなど良い時間帯を作った広島だが、新潟のブロックを崩せず。前半はスコアレスで折り返す。

後半序盤はよりオープンな展開となって両チームゴール前まで進む場面も増えるが、良い状態でのシュートまで持ち込めない。広島は63分、左の中嶋のクロスからチャンスを迎えたが、新潟も必死の守備でシュートを許さず。67分にもビッグチャンスを迎えたが、ここもDFに阻まれた。70分にはボックス手前でファールを獲得したが、髙橋美夕紀のシュートも壁に直撃。83分にも髙橋のシュートがバーに阻まれるなど、広島がチャンスを増やしていくが、新潟も失点を許さない時間が続く。終盤には新潟も立て続けにチャンスを迎えたが、広島もGK木稲瑠那を中心にゴールは割らせない。白熱の熱戦はスコアレスのまま、延長戦に突入する。

延長戦も死力を尽くした攻防が続く中、新潟は前半終了間際に川澄のパスを受けた道上彩花が決定機を迎えたものの、シュートはGK木稲に弾かれてバーに直撃。結局120分でも決着はつかず、勝敗はPK戦に委ねられる。

広島の先攻で始まったPK戦は、新潟3人目の園田瑞貴が失敗。さらに4人目の石田千尋のキックもバーに直撃。この結果、PK戦4-2で広島がWEリーグカップ2代目女王に輝いた。同大会初優勝を達成している。

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