25日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出プレーオフ2ndレグ、レアル・マドリー対ベンフィカは2-1でマドリーが勝利。マドリーは2戦合計でも3-1と上回り、CLベスト16に駒を進めている。
先週行われた1stレグは0-1でマドリーが先勝。試合よりも、プレスティアー二のヴィニシウスに対する人種差別疑惑の方が話題となった。プレスティアー二はこの疑惑によって、暫定的に出場停止に。また古巣マドリーに凱旋となったモウリーニョ監督も、1stレグで抗議によって退席処分となったため、VIPルームでこの試合を観戦している。
マドリーは12月から左ヒザの状態が思わしくないエンバペが招集外に。アルベロア監督はGKクルトワ、DFトレント、アセンシオ、リュディガー、カレーラス、MFバルベルデ、ギュレル、チュアメニ、カマヴィンガ、FWゴンサロ、ヴィニシウスを先発で起用した。
試合は「ノー・レイシズム」という人種差別に反対する大横断幕が掲げられてからキックオフ。前半立ち上がりはベンフィカが攻勢を見せ、マドリーの緩慢な守備を突いていく。そして14分、アウェーチームが先制点を決めて、2戦合計スコアは一時タイに戻った。右サイドを突破したパヴリディスがグラウンダーのクロス。ボールは滑り込んだアセンシオの足に当たって枠へ飛び、クルトワが超反応で弾くも、こぼれ球をラファが枠内に押し込んでいる。
失点を許したマドリーだったが、わずか2分後に再びリードを得た。16分、ギュレルのスルーパスからバルベルデが右サイドを抜け出してマイナスのクロス。大多数がペナルティーエリア内に走り込んでいた中、エリア手前で余裕を持ってこのクロスを受けたチュアメニが、右足で狙い澄ましたシュートを放ち、枠の右隅に沈めている。
マドリーはその後、トレント、バルベルデ、ギュレルが位置する右サイドの連係と、ヴィニシウスが逆サイドから仕掛けるドリブルを起点に追加点を目指す。32分にはペナルティーエリア内の混戦からギュレルがシュートを決めたものの、これはゴンサロのオフサイドがあったとの判定で取り消しに。また守備の緩慢さは解決されてはおらず、40分にはリオスの枠内シュートを許し、クルトワの超絶セーブによって何とか失点を防いでいる。前半は1-1(2戦合計2-1)で終了した。
後半、マドリーはある程度ゲームをコントロールしていたが、相変わらず失点の危機を予感させる場面も。59分にはラファ・シウバにクロスバーをかすめるシュートを放たれた。また77分にはラウール・アセンシオが頭部への打撃でプレー続行不可能となり、担架で運ばれる事態に。アルベロア監督はアセンシオに加えてカマヴィンガも下げ、アラバとマスタントゥオノをピッチに立たせている。
そして80分、このノックアウトラウンドの勝負を決する、マドリーのゴールが生まれた。決めたのは、ヴィニシウス! 背番号7はハーフウェーライン付近のバルベルデのスルーパスに反応して、DFラインを突破。そのままペナルティーエリア内左に侵入すると、右足のグラウンダーのシュートを枠内右に流し込んだ。
1stレグに続いてゴールを決めたヴィニシウスは、コーナーフラッグに駆け寄り、前試合と同じようなダンスを披露。人種差別疑惑の引き金となり、モウリーニョ監督らが挑発的と指摘した踊りでもって、ゴールを喜んだ。同選手は2026年に入ってから8得点と、シーズン前半戦の低調ぶりを払拭する活躍を見せている。
アルベロア監督は84分にギュレル、ゴンサロを下げてチアゴ・ピタルチ、パラシオスとBチームの2選手を投入。さらに後半ATにはカレーラスを下げてフラン・ガルシアをピッチにいる。マドリーは結局、ベンフィカの2ゴール目を許すことなく、リードを最後まで維持して試合終了のホイッスルを聞いた。守備の緩慢さ、攻撃のアイデア不足が気になりはしたが、決勝トーナメントの切符をきっちりつかんでいる。
