アストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュにはビッグクラブへの移籍話が浮上している。その一方、ヴィラは同選手を放出した場合の穴埋め役として、新たなアタッカー確保のプランを描いているようだ。
イギリス『スカイスポーツ』は、「グリーリッシュの放出を見越して、ノリッジMFトッド・キャントウェルに照準を定めている」と伝えた。
「ヴィラはグリーリッシュを高値で売却した場合、その代案としてキャントウェルへの関心を強めることになる」
「昨シーズンのチャンピオンシップ(2部)王者、ノリッジとはまだ公式オファーには至っていないようだ。プレミアリーグのシーズンが始まるまで2週間を切っているため、昇格組ノリッジはキャントウェルを失いたくないはず。キャントウェル放出を決心させるためには、よほど良い条件の入札でなければ難しいかもしれない」
1998年生まれで23歳のキャントウェルはノリッジの生え抜き。同チームが1部で戦った19-20シーズンはプレミアリーグで37試合6ゴールの成績を残し、評価を高めていた。だが結果的に昨夏は残留となり、2部降格となった20-21シーズンもノリッジでプレー。昨季は2部リーグでも33試合6ゴールと存在感を示していた。
ヴィラはMFグリーリッシュについて売却目前とも目されており、1億ポンド(約152億円)の契約解除金で決着するのではないかとも報じられている。同チームは今夏の移籍市場でダニー・イングス、レオン・ベイリー、エミリアーノ・ブエンディアなど、複数の即戦力を獲得。グリーリッシュの高値売却を見越して、積極的な補強に動いているとも伝えられた。
6月にヴィラが獲得したブエンディアは、ノリッジからの移籍組となる。キャントウェルもそれに続いてヴィラへと向かうことになるのだろうか。グリーリッシュのビッグディールが実現となれば、そこから動きが一気に加速化するかもしれない。


