ヴェローナは10日、マルコ・バローニ監督と双方の合意の下で契約解除に至ったことを公式サイトを通じて発表した。
バローニは昨夏、スペツィアとのプレーオフを制してセリエAに残留したヴェローナの指揮官に就任。一時は降格圏をさまよったが、シーズン終盤に順位を上げて13位でのフィニッシュへとチームを導いた。
ヴェローナが残留を決めたことでバローニの1年契約は来シーズンまで自動延長となったが、指揮官は先月31日、クラブに対して退任の意思を伝えていた。そしてヴェローナは、10日付でバローニの退任を公式サイト上で正式発表。60歳の指揮官に感謝の意を表し、今後のキャリアの成功を祈る声明を掲載した。
バローニの新天地を巡っては、当初モンツァやウディネーゼ、カリアリなどが囁かれていた。しかし、先日イゴール・トゥードル監督が電撃辞任したラツィオが争奪戦に参入。クラウディオ・ロティート会長が自らイタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のインタビューにおいて、「ヴェローナとは全て解決した。バローニがラツィオの新監督だ」と予告していた。
なお『GOAL』の取材によれば、バローニはラツィオと2年間の契約を結ぶと見られている。2000年にセリエC2のロンディネッラで監督業を開始し、長いたたき上げのキャリアを送ってきた元ヴェローナ指揮官だが、来季はヨーロッパリーグにも挑戦することになりそうだ。




