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2019-20シーズンのプレミアリーグが9日に開幕を迎える。今季のプレミアリーグでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)導入のほか、ウインターブレイクやゴールキックなどのルールも変更。開幕を控え、スポーツ実況者の下田恒幸氏と解説者として活躍中の元日本代表DF岩政大樹氏が、プレミアリーグのルール変更とそれに伴う影響について語る。
■導入せざるを得ないVAR

下田恒幸(以下、下田):今季はプレミアリーグでいくつかの変更がありますが、最も話題を集めているのはVARの導入ですよね。既にチャンピオンズリーグやコパ・アメリカでも採用されてきたVAR自体についてはどのような印象ですか?
岩政大樹(以下、岩政):必要かどうかというよりも、もうVARは導入せざるを得ない状況になりましたよね。大事なのは、その中でどのように適応させていくか。うまく適応するまでは、プレミアリーグでも物議を醸す場面はあると思います。
下田:確かに、「どう使うか」が重要ですよね。今は杓子定規に見えます。U-20ワールドカップでも、「そこでVAR使うの?」みたいなものも結構あった。個人的にはあえて多めに使っているようにも見えていますが、全部にVARを使うと競技自体のニュアンスが変化してくる。FIFAがどのようにジャッジしていくか。一歩目として、「ここから」というものですよね。
岩政:線引きが難しいですよね。個人的には、ゴールラインに関与する局面以外は使わなくても良いと思っていますけどね。
下田:プレミアリーグでは基本的に、「ゴールに関わる場面」「PK」「レッドカード」「誤審」の4種類で使われるようですね。選手視点だとVARの採用ってどうですか。待機中のインターバルもできてしまう。
岩政:現代フットボールは、よりスピーディーになっています。その中で例えばトレーニングでも、インテンシティを保つことであったり、休息の時間を減らしたり、いろんなことをコントロールしながら内容を決めている。細かい点で言えば、練習中のインターバルの取り方なども変化していく可能性はありますよね。
下田:実況する側として、VARでの取り消しは正直、腰を折られる感じになるので「なんだかなあ」と思った事は多々あります。「逆転だ!」って盛り上がっておいて、VARで取り消されちゃうとね、腰砕けになるというか(笑)。ゴール後の余韻の作り方も難しくなる。観客や視聴者の方も盛り上がり切れないことがあるんじゃないかと。フットボールはエンターテインメントだから世界的に発展してきたわけで、見ている側が乗り切れなくなるのはどうなんだろうとは思います。実況のテンションの作り方やリズムの作り方も難しさが出てきますし。
岩政:導入が決まったからには、やはりしっかりと使うべきところで使って、そこからバランスを整えていくという形になるでしょうね。世論が「そこは使わなくていい」となったところを減らしていく調整方法がベターだと思いますし、実際にそのような流れになるでしょうね。
下田:プレミアリーグのVAR採用場面もゴールの部分とPKの基本的なところがメーン。プレミアリーグのリズムに影響を与えるのではないかという論調もありますが、個人的にはあまり影響はない気がします。
岩政:少し気になるのが、プレーする選手側です。これまで、「微妙な判定、微妙なファウルの場面でも、とにかく笛がなるまでは集中を切らすな」ということは大事な共通認識。ただ、VARが入ることで完璧な判定を求めたがるはずなので、一つ一つのプレーに、「これはファウルじゃないの?」とアピール姿勢を強調する選手が増える可能性があるかもしれない。つまり、「続けよう、続けよう」というよりも、「見てくれ。VARでチェックしてくれ」という方に気持ちがよっていく選手が増えれば、スピーディーさやインテンシティが低下する可能性は考えられますね。
下田:放送に携わる方々とVARの話をした時に野球、バレーボール、テニスの「リクエスト」「チャレンジ」みたいな使い方もいずれ模索した方が良いんじゃないかって話は出ました。ベンチ側がビデオ判定などを求める回数を定めて、その範囲の中でVARを使用すると。そうなると見てる側も、「今、ペップが怒っているからビデオ判定ね」と、視覚的にも分かりやすくなるかなとは思います。ただ現状は多少杓子定規でもVARを使って、その上で色々な議論をして調整していくのがベターなんでしょうね。
■ウインターブレーク
(C)Goal下田:そのほかにも、プレミアリーグでは今季からウインターブレイクが導入されますね。でも、12月や1月ではなくて、2月の中旬の予定です。
岩政:それでも、3日~4日は休養を入れられますし、その後でも短期間の集中的な練習や合宿もできる。CLでも勝ち続けている場合、ビッグ6からすればこれまではシーズン通してなかなかそのような機会をつくるのが難しかった。1月の冬の移籍市場後というのも、新加入選手がいる場合は大きいですよね。
下田:確かに、プレミアリーグはシーズン中にリセットする時間はなかったですよね。イタリアやドイツの場合、ウインターブレイク後に巻き返すクラブは、往々にしてあります。例えばブンデスリーガなんかだと、前半戦でほとんど勝ち点を取れていなかったけど、ウインターブレイクでしっかりと走れるチームに再構築したら、後半戦で一気に巻き返したり。プレミアリーグでは順位が上のクラブと下のクラブ、どちらに恩恵がありますかね?
岩政:もちろん、ウインターブレイクに入る直前のチーム状態にもよりますよね。いずれにせよ、ウインターブレイクでも監督の力量が試されますよ。トレーニングとなると、完全に監督、コーチ陣のやり方次第になりますから。そこの影響力は大きいので、ウインターブレイク前と後のチームの変化、というのも今季のプレミアリーグの見どころになりますね。
■ゴールキック&フリーキック

下田:ゴールキックの変更も話題になっていますね。※これまでは攻撃側の選手がボックス内でボールを受けると蹴り直し。新たなルールではこれがOKに。守備側のチームはパスが出されるまではボックス内への侵入不可。
岩政:これまでは攻撃側のチームもボックス外に出る必要があったので、最低でもその横幅の位置が起点だった。一度あえて外に相手を寄せて、そこから逆サイドに流すパスルートが多かったと思いますが、ボックス内に入ってゴールキックを受けることができるので、中央から崩しにいけるメカニズムを生み出すことができますね。そこからもう一つ高い位置でサイドを使うというパスルートも増えると思います。
センターバックの足下の技術が高いに越したことはないですが、チームとしての全体のメカニズムが構築されているかどうかという方がより重要です。全体のメカニズムが構築されていれば、基本的にはどこに出すか、シンプルなことができれば良いわけですからね。
下田:プレミアリーグに限らず、欧州の監督は色々考えているはずですよね。一筋縄ではいかない監督ばかりだから、何が起こるかというのは僕たちも時に裏切られつつも、分かりやすく伝えていければいいと思っています。視聴者の方も、そういう化かし合い的なもの、好きな方が多いと思いますので。
だからVARとゴールキック、この2つは特に僕たちもしっかりと頭に入れておかなければいけないところですね。あとはゴールに近い位置でのフリーキック。攻撃側は壁に入ることができず、1ヤード以上は離れる必要があります。Jリーグでも採用され始めましたが、ある程度やってみないと分からない部分ですね。
岩政:そうですね。壁には入れないけど、その周囲に陣取ることは大丈夫。守備側は壁に人を割くでしょうが、攻撃側は壁に入ることができない。攻撃側の選手がどのようにポジションを取るか、面白い作戦を見せるチームも出てくるかもしれませんね。あとは単純に壁のところで選手の小競り合いがなくなるので、そこは無駄な時間は減るので良いと思います。
下田:あと分かりにくいのは、ドロップボールのルール変更。主審が止めた時に最後にボールに触っていた選手側にボールを落とす、というものですね。※ボックス内で止まった場合はGKにドロップ
「むしろ逆じゃない?」という場面も出てきそうですよね。実況している側としても、これまでの癖があるので、慣れが必要。本当は完全に頭に入れて理解して実況しなければ駄目なんだろうけど、人間なんでパッと整理して口に発することができないケースもあります…。「これ何ですかね?」という状況になってはいけない。そうならないようにしないと(笑)。
岩政:その感覚は選手も同じですね。シーズン序盤は特に、例えばゴールキックに対する対策で、チームとして「こうなった場合にはこうする」というのを決めていて頭には入っているんだけど、瞬間的に切り替えることができず、ミスして失点。そんな場面が出てくる可能性はあると思います。バランスを整えるのは簡単ではないでしょうね。そのあたりの各クラブの調整力を含めて、ルール変更があった新たなシーズンを皆さんに楽しんでいただきたいですね。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



