「VARブースは停電していたのか?」アタランタ指揮官、コッパ・イタリア決勝でのハンド見逃しに激昂

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(C)Getty Images

躍進アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、15日に行われたコッパ・イタリア決勝ラツィオ戦でのレフェリングに激昂している。

ユヴェントスやフィオレンティーナなどの強豪を破り、決勝まで勝ち上がってきたアタランタ。試合は、82分までスコアレスを維持する非常に拮抗した展開となったが、2得点を立て続けに奪ったラツィオに軍配が上がった。

しかし試合後、ガスペリーニ監督はレフェリングに関して怒りを露わにし、主審を務めたルカ・バンティ氏を名指しで批判。25分にアタランタMFマルテン・デ・ローンがシュートを放った際に、ラツィオDFバストスがボックス内でハンドを犯していたと指摘した。

「これはとても深刻だ。あれ(シュート)はゴールに向かっていた。明らかに(ボールが)そらされたんだ。私は試合を通してバンティ(主審)を好ましく思っていなかったが、この事例は絶対的にVARで再確認するに相応しい」

「これは、セリエAのシーズン中に行われた全てを完全に変えてしまうことだ。非常に深刻だ。不当である。受け入れられない」

一方で、ガスペリーニ監督はラツィオの戦いぶりを称賛。それでも、VARのチェックが入っていれば、24分にもイエローカードをもらっていたバストスが退場になっていた可能性が高かったのではないか、と暗に主張している。

「私たちは敗北を受け入れる。ラツィオは素晴らしいチームで、バランスの取れた試合だった。だが、あの事例は容認できない。ベンチに居て絶対に確認することができなかった時、リプレイを見る前は怒っていなかった」

「いずれにしろ勝てなかったかもしれないが、あれを見ると本当に不快だ。醜い。終盤に決まる非常に拮抗した試合だったうえ、バストスがその前にイエローカードをもらっていたことは言うまでもない。あれは試合を変えた」

さらに、ガスペリーニ監督は、今回のような事例はイタリアサッカーそのものに影響を及ぼす重大なものであると、警笛を鳴らしている。

「もしVARが無かったのならば理解できる。だが違う。これは不当だ」

「これはVARから信用を奪うことだ。イタリアサッカーにとっても悪い兆候だろう。当然のように同じクラブが勝ち続ける。理解できない。便利な時だけVARを使用するつもりか?」

そして、批判の矛先はVARの担当者たちにも。皮肉交じりにこき下ろしている。

「あの審判(バンティ)は見ることができなかったのかもしれないし、実際に私には見えなかった。だが、VARは?(VAR)ブースの関係者にここに来てもらい、何を見ていたのか説明してもらいたい」

「考えられる唯一の説明は、停電していてスクリーンを見ることができなかったということだ。それか、彼らが目を閉じていたか、反対方向を見ていたかだ」

最後に、「あれはゲームを変える!2万1000人が訪れるんだ。彼ら(来場者)をからかっているのか!」と来場者たちを慮ったガスペリーニ監督。その苛烈な言葉は、フットボールへの愛情が深いからこそ出てくるものなのかもしれない。

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