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遠藤渓太、独2部クラブへの期限付き移籍は消滅か…ウニオンのプレシーズン1戦目に先発出場

ウニオン・ベルリンの元日本代表MF遠藤渓太は、ブンデスリーガ2部昇格組・アイントラハト・ブラウンシュワイクへのレンタル移籍の可能性が消滅したようだ。

2020年夏に横浜F・マリノスからのレンタルでウニオンへ渡った遠藤。ドイツでの初シーズンは途中出場が多かったものの公式戦17試合に出場し1ゴールを記録し、クラブは買い取りオプションを行使している。しかし、2021-22シーズンはウルス・フィッシャー監督がウィングを起用しないシステムを採用したことなどにより、4試合の途中出場にとどまっていた。

そんな遠藤に先日、ドリッテリーガ(3部)を2位に終え新シーズンは2部を戦うブラウンシュワイクへの移籍の可能性が浮上。同クラブのペーター・フォルマンSD(スポーツディレクター)が地元紙『ブラウンシュワイガー・ツァイトゥング』に対して、関心を認めていた。

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しかし、ブラウンシュワイクは24歳の同選手のレンタルでの獲得を望み、それに応じるためにウニオンはウィンガーと2023年まで結んでいる現行契約を延長しなければならないとされ、同クラブへの移籍の可能性は消滅したようだ。また、それを受けてか、ブラウンシュワイクは6月27日にRBライプツィヒ下部組織から19歳・左ウィンガーのメメット・イブラヒミを期限付きで獲得したことを発表している。

さらに、フィッシャー監督は原口元気ら各国代表メンバーが不在の中、ウニオンが29日に臨んだプレシーズン1戦目、ヴィクトリア・ベルリンとのテストマッチで遠藤を左ウィンガーとしてスタメン起用。移籍を考慮すれば負傷を避けるためにも起用が見送られる例も多いことを踏まえれば、遠藤が残留する可能性も高まっているのかもしれない。

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