U-21欧州選手権（EURO）開催中にチームの集合時間に遅刻したイタリア代表FWモイゼ・ケーンとMFニコロ・ザニオーロについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が23日に厳しい見解を示している。
東京五輪出場権が懸かった大会において、開催国イタリア代表のメンバーとして招集されているケーンとザニオーロの2人だが、22日のベルギー戦に向けた朝練習の集合時間に遅刻する失態をさらした。ザニオーロは累積により出場停止が決まっていたが、指揮官のルイジ・ディ・ビアージョは懲罰として、先発を予定していたケーンの起用を見送った。試合後には2人に対し、「チームには規則があり、それが何度も破られれば、指揮官が介入しなければならない」と厳しい姿勢を見せていた。
2人はすでにチームへの謝罪を済ませているが、イタリア紙は「亀裂は深い。ザニオーロとケーンはアッズーリの中心から外される。仮に各組2位のトップで通過できたとしても、合宿には残るが彼2人のEUROはここで終わる」と指摘している。
■「今夜から遅刻しない」はずが…
また合宿で同室の2人が、「EUROに集中できていないことを示す態度を繰り返し示してきた」と続けた。さらに試合前夜には、ザニオーロがケーンのダンス動画をインスタグラムに投稿したことに言及。偶然の一致ながらも、「今夜からは遅刻しない…」との歌詞に合わせて踊っていたことに触れ、「後付けだが、周囲をバカにするものだ」と不快感を示した。
またA代表での活動についても、「2人のアッズーリでの将来も不透明となっている」と懸念している。2人と同じようにすでにA代表でロベルト・マンチーニの信頼を勝ち取っているMFニコロ・バレッラやFWフェデリコ・キエーザらが高い集中力と熱意でEUROに臨んでいるだけに、「ザニオーロとケーンの態度は真逆だ」と批判。「マンチーニも2人が集団行動を守れるか評価しなければならない」と指摘した。▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
