2019-12-09-francesco-totti(C)Getty images

トッティ氏が語るローマ「モウリーニョは付加価値。今季はペッレグリーニの年に」

元イタリア代表のフランチェスコ・トッティ氏が、14日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じて古巣ローマについて語った。

現役時代、25シーズンにわたってローマに忠誠を尽くしたトッティ氏。そんなローマのレジェンドが、今シーズンのジョゼ・モウリーニョ監督率いる古巣について自身の考えを明かした。まずはポルトガル人指揮官に賛辞を贈っている。

「柔軟性のある指揮官で数多くのタイトルを獲得してきたことに加え、魅力もある。間違いなく偉大な人物と言えるし、チームにおける偉大なモチベーターでもある。これまでもそうだったが、これからもピッチ内だけでなく選手たちのマネージメントにおいて付加価値になるだろう。そして、すぐさま環境に溶け込む能力には驚かされた。それに選手の前面に立ち、避雷針のようにチームを守ることができる。ローマのような街において決定的な結果をもたらす能力だと思う」

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続いてトッティ氏は、十字じん帯断裂から復活したばかりの22歳MFニコロ・ザニオーロや主将のMFロレンツォ・ペッレグリーニについて語った。

「ザニオーロは若く、2度の重傷から復帰したところだ。彼がカンピオーネ(王者)となることを誰もが願っているが、彼自身がこれから示していかなければならないことは多い。懸命にトレーニングに打ち込み、成長し、気持ちの面やプロ意識の点においても成熟していくことだ。彼には素晴らしい将来性がある。きっと偉大なキャリアを送ることができるはずだ。10年後、彼がどのレベルまで到達しているかを見てみよう」

「今年はロレンツォ・ペッレグリーニのシーズンになることを願っている。この若者の価値をローマのみんなが理解してくれることを望む。本当に強い選手で、リーダーになるために必要な精神的な素質をすべて持っている。ふるまいも素晴らしいし、謙虚だし、カピターノ(主将)にふさわしい」

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