2019-12-09-francesco-totti(C)Getty images

トッティ氏に疑惑、資格保有せずに代理人として活動か…伊サッカー連盟が調査を開始

ローマのレジェンドで元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が経営する事業を巡り、イタリアサッカー連盟(FIGC)が調査を開始した。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』など複数メディアが11日、報じている。

かつてローマ一筋でプレーし、2001年にスクデットを獲得したほか、2006年にはイタリア代表としてワールドカップを制覇するなど華麗なキャリアを歩んだトッティ氏。2017年に現役を引退した後は幹部としてクラブに貢献してきたが、2019年夏には首脳陣らとの衝突もあってローマを離れた。

その後、昨年2月10日に若手の発掘を目的として、スカウトやコンサルティングなどを展開する「CT10マネージメント」を設立。同年6月には、第1号としてインテルの下部組織に所属する16歳のMFシモーネ・ボナヴィータとの契約に成功した。

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順調に新事業にまい進してきたトッティ氏だが、そんなローマのレジェンドに疑いの目が向けられている。イタリアの選手・クラブ代理人協会(Aiacs)は、代理人資格を保有しないトッティ氏が、代理人業を行っていると指摘した。

トッティ氏はかねてより、「私はスカウティング部門のスーパーバイザーを担当している。スポーツ代理人の活動は行っていない。スポーツ界の一員、そして実業家として、業界に投資を行うことを決めた。あらゆる規定を遵守している」と主張してきたが、FIGCの代理人委員会はAiacsの指摘を受け入れ、調査を開始した。

FIGCは調査において、トッティ氏が資格取得が前提とされるスポーツ代理人業に関わっているかどうかを見極めていくことになる。元ローマのスーパースターを巡る今後の動向は注目されるところだ。

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