heung min son(C)Hiroto Taniyama

ソン・フンミンのゴールに54255人が熱狂!トッテナム、神戸との白熱の一戦を16歳ムーア弾で制す

27日国立競技場で「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」が行われ、トッテナムとヴィッセル神戸が対戦した。

昨季からかつて横浜F・マリノスやセルティックを指揮したアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、プレミアリーグで一時は首位に立つなど見事な戦いを見せて5位フィニッシュを達成したトッテナム。上位進出とタイトル獲得を目指す新シーズンへ向け、今夏にはアジアツアーを敢行。そして27日、国立競技場で昨季のJ1リーグ王者・神戸と対戦した。

主将でエースのソン・フンミンや司令塔マディソン、守護神ヴィカーリオら主力選手を多数起用したトッテナムは、立ち上がりからボール保持を狙う。一方の神戸はDFラインの背後を素早くボールを届け、3分には武藤嘉紀がボレーシュートを放った。互いに積極的な入りを見せる。

すると9分、早速スコアが動く。中盤でボールをカットした神戸が速攻を仕掛けると、飯野七聖のクロスは味方に届かなかったが、クリアを大迫勇也がダイレクトで押し込んだ。Jリーグ王者が早い時間に先制する。

失点したトッテナムはその後も積極的なボールを保持を狙い、12分にはボックス内でソン・フンミン、マディソン、クルゼフスキが絡んでチャンスを作る。そして16分、試合を振り出しに戻した。ボックス内でクルゼフスキのヒールパスを受けたポロがシュートフェイントで相手をかわし、冷静に流し込んでいる。見事な連携で同点に追いつく。

追いついたトッテナムは、直後にもソン・フンミンのラストパスからクルゼフスキ、22分にも自ら仕掛けたソン・フンミンのシュートなど、相手ゴールに迫っていく。35分にもスペースを突いたソン・フンミンのクロスから決定機を作ったが、逆転までは至らず。対する神戸も右サイドのスペースを起点にチャンスを狙うもののゴールは生まれず、前半は1-1で折り返す。

後半開始から両チーム大幅にメンバーを入れ替えた中、前半と展開は変わらず。トッテナムがボールを保持し、神戸が手数をかけない速攻を狙う。そして47分、トッテナムが逆転に成功。右サイドの背後に抜け出したブレナン・ジョンソンがクロスを送ると、フリーで走り込んできたソン・フンミンがネットを揺らした。トッテナム主将はゴール後におなじみのセレブレーションを披露、スタンドから大歓声が上がった。

リードしたトッテナムは61分、逆転弾を叩き込んだソン・フンミンが交代に。スタンドからは万雷の拍手が送られた。また、同じタイミングで期待の16歳・ムーアもピッチに入っている。62分には、そのムーアがボックス内で決定機を迎えたが、シュートは相手のブロックに阻まれた。

劣勢が続いた神戸だったが、63分に同点に追いつく。ショートカウンターからボックス右で受けたジェアン・パトリッキがドリブルでDFを1人かわし、ネットを揺らした。両者ゴールを奪い合う激しい展開となる。

追いつかれたトッテナムは72分、華麗なワンタッチパスの連続でボックス内に侵入して決定的なクロスを送ったが、惜しくもチームメイトに合わず。77分にもムーアがフリーでヘディングを放つも、シュートは枠の上へ飛んだ。85分もボックス内に人数をかけてビッグチャンスを作ったが、勝ち越し点が遠い時間が続く。

それでも88分、トッテナムがついに勝ち越しに成功する。ボックス左でチャンスを作り、最後はゴール前にいたムーアが押し込んだ。期待の16歳が結果を残す。試合はこのまま終了。国立競技場で54255人が見守った一戦は、3-2でトッテナムに軍配が上がった。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0