トッテナムは、長期離脱を強いられるMFジェームズ・マディソンの代役探しに奔走しているようだ。
今夏からトーマス・フランク監督が指揮するトッテナム。新シーズンはチャンピオンズリーグにも復帰する同クラブだが、先日10年間に渡って中心であり続けたソン・フンミンの退団が決定するなど、チームに大きな変化が訪れることに。マディソンは、そんなチームの中心の1人として牽引することが期待されていた。
しかし7日、トッテナムはマディソンが右膝前十字靭帯断裂の大ケガを負ったことを発表。直近3カ月で2度目の膝の負傷は深刻であり、2025-26シーズンの大半を欠場することが予想されている。
そして、トッテナムは司令塔の代役探しに奔走しているようだ。移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、コモに所属するアルゼンチン代表MFニコ・パスの獲得へ4000万ユーロ(約69億円)を提示したという。
昨季レアル・マドリーからコモに加入し、セリエA35試合で6ゴール9アシストの活躍を残したパス。昨年10月にアルゼンチン代表デビューも果たした20歳は移籍市場でも大きな注目を集めており、トッテナムはマディソンの負傷を受けてオファーを送ったようだ。
しかし、コモはトッテナムのオファーを拒否。パスの評価額を7000万ユーロ(約120億円)と見込んでおり、交渉を開始するためには最低でも6000万ユーロ(約103億円)が必要になるという。
一方でコモ側は、パスを獲得する際にレアル・マドリーと設定した2つの条項の解除を狙っている模様。レアル・マドリーは、コモが受け入れたパスへのオファーと同額を支払うことで優先的に獲得できる条項か、もしくは将来的な売却額の50%を受け取る条項を選べる状況にあるようだが、コモ側はこの条項の解除を狙ってレアル・マドリーと話し合いを進める考えだと伝えられている。
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