バイエルン・ミュンヘンのマティス・テルがトッテナム移籍を拒否したようだ。ドイツ『スカイ』が伝えている。
2022年に17歳でバイエルンに入団したテル。将来を嘱望されてきた19歳の同選手は、ファーストチームに定着するが、ハリー・ケインをはじめとした攻撃陣にタレントを擁するチームでなかなか出番に恵まれず。今シーズンも公式戦でわずかに4試合でしか先発出場のチャンスを得られていない。
この現状を受け、今冬の移籍市場でテルの去就に注目が集まる。チェルシーやアーセナルなどからの関心が届く中、同選手は1月にクラブから離れることを決断したと伝えられてきた。さらに、現在トッテナムが19歳のフランス人FWの獲得に向けて動いており、先日にはバイエルンと5000万ポンド(約96億円)の移籍金で合意したと報じられた。
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しかし、テルはトッテナム加入を望まず、この移籍を拒否した模様。同クラブはより多くの出場機会を確保できることを理由に同選手の説得を試みたようだが、他のプレミアリーグのビッグクラブからの関心も届くことから、トッテナム行きを固辞したと伝えられている。
そんなテルだが、バイエルンに残留する可能性もある模様。スポーティングディレクターのマックス・エベール氏は「マティスはとても人気のある選手だ。ローンになるか、売却になるかはこれから協議することになる」と話していた。