ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、古巣トッテナムとの関係について明かしている。
2019年11月、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の後任としてトッテナムの指揮官に就任したモウリーニョ監督。2シーズン目にはクラブの悲願となるトロフィー獲得に向けてカラバオ・カップ決勝までチームを導いていたが、マンチェスター・シティとの大一番の直前に解任されている。
これまでポルトやチェルシー、インテル、レアル・マドリーなどに数々の成功をもたらし、ローマでも昨季はヨーロッパ・カンファレンスリーグ優勝、今季もヨーロッパリーグ決勝まで進んでいるモウリーニョ監督。25日の会見に出席すると、「私の言葉が誤訳されないことを願っているよ」としつつ、トッテナムとの関係について語った。
「キャリアの中で、唯一深い愛情を抱かないクラブはトッテナムだ。私が指揮した期間は新型コロナウイルスの影響でスタジアムが空席だったからね。そして(会長のダニエル)レヴィが多くのものを与えてくれなかったし、決勝戦で勝ってトロフィーを掲げさせてくれなかったからだ」
「それ以外のすべてのクラブでは、常に固いきずながあった。みんな愚か者ではないからね。勝ち負けの話ではない。ファンは私が毎日彼らのために戦っていることを理解している。私の場合、ロマニスタであり、マドリディスタであり、インテリスタだ。私はいつまでもローマや、指揮したクラブとのつながりを持ち続ける」
また、今夏のパリ・サンジェルマン行きなどが浮上するモウリーニョ監督は、ローマを離れる可能性について問われ「試合前にこんなことは話したくはない。私は私自身のことについて考えているわけではない」と回答した。




