トッテナムは11日、ヴィナイ・ヴェンカテシャム氏が夏から新たなCEOに就任することを発表した。
これまで長くアーセナルの役員として活躍してきたヴェンカテシャム氏。2010年にグローバルパートナーシップ責任者として加入すると、2018年にはマネージングディレクターに、そして2020年8月からはCEOに就任した。近年のアーセナルを成功に導いてきたミケル・アルテタ監督、リチャード・ガーリック氏、エドゥ前SDの就任など重要な人事で中心的な役割を果たしている。また2012年にはロンドン五輪の運営に関わり、2017年からは英国オリンピック協会の独立社外取締役も兼任。2024年には大英帝国勲章(OBE)も受賞している。
その手腕が高く評価される44歳のヴェンカテシャム氏だが、2023-24シーズンをもってアーセナルCEOを退任することに。今後の動向に注目が集まっていたが、来シーズンからアーセナルの宿敵へ“禁断の移籍”が決まっている。
トッテナムは11日、新シーズンからヴェンカテシャム氏がCEOに就任することを発表。『The Athletic』によると、ダニエル・レヴィ会長と長年良好な関係を築いており、ピッチ内外でのあらゆる運営業務に関わることになるようだ。特にアーセナル在任中に良好な関係を築いた欧州クラブ協会(ECA)やプレミアリーグなどと深く関与することが期待されているという。
就任に際し、ヴェンカテシャム氏は「この夏、トッテナム・ホットスパーに加入できることを嬉しく思う。少し時間をかけてエネルギーを充電し、今後の選択肢を検討していたが、ダニエルや取締役会、そしてスタッフ全員と共にクラブを前進させる絶好の機会だと考えている」と意気込みを語っている。




