レアル・マドリーに所属するMFトニ・クロースがマンチェスター・ユナイテッド行きに近づいていた過去を振り返った。
2014年夏にバイエルンからレアル・マドリー入りしたクロースは、そこから8シーズンにわたって主力を担い続け、ここまで同クラブで公式戦360試合に出場。3度のラ・リーガ制覇に加え、チャンピオンズリーグ(CL)でも3度の優勝を経験した。
レアル・マドリー入りする前にマンチェスター・U移籍に近づいていたことを以前に明かしていたクロースだが今回、『デイリー・メール』に対して当時の状況について語った。口頭合意までいっていたものの、当時マンチェスター・U指揮官を務めていたデイヴィッド・モイーズ氏の解任によって大きく状況が変化したことを明かした。
「ユナイテッドが兼ねてから僕を望んでいると知っていた。そしてモイーズから完全に望まれていた。ユナイテッドの計画について多くの話を聞いて、僕も納得した。楽しい午後だったよ。僕たちは一人の人として、家族含めてお互いを知ることができた」
「僕たちは口頭で合意していたんだ。次のステップはマンチェスターに行き、実際に見てみることだった。移籍の状況は複雑ではなかった。当時は生後7カ月の子どもが一人いるだけだったし、全てが順調に進むはずだった」
「本当に移籍は近かった。でも、物事はどうなるかわからない。『もしも』ということを僕は考えるタイプの人間ではない。本当の答えなんてないからね。でも、これは確実に言える唯一のことだ。マンチェスター・ユナイテッドで3度のチャンピオンズリーグ制覇を経験することはできなかっただろう」
なお、レアル・マドリーは4日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でマンチェスター・シティを退けて決勝に進出。クロース自身も4度目のCL制覇に王手をかけている。




