バーミンガムMF岩田智輝のゴールについて、『The Athletic』のフィル・バッキンガム記者が絶賛している。
8日に行われたFAカップ4回戦で、ニューカッスルと対戦したバーミンガム。開始早々に先制に成功したものの、26分までに逆転を許す展開に。それでも40分、こぼれ球に反応した岩田が走り込みながらダイレクトで強烈なミドルシュートを叩き込み、再び追いつくことに成功した。しかし、82分に痛恨の勝ち越し弾を許し、2-3で敗退が決まっている。
それでも、衝撃のスーパーゴールを叩き込んだ岩田に対しては地元メディア『バーミンガム・ライブ』が「9」と最高評価を与えるなど、現地でそのパフォーマンスは絶賛されている。そして『The Athletic』のバッキンガム記者も、「これは大会最優秀ゴールで決まりなのか？」と題し、以下のように称えた。
「現在のバーミンガムは才能に事欠かない選手たちで構成されているが、昨夏セルティックから加わった岩田智輝の見事なシュートは、まさに最高レベルにふさわしいものだった」
「これがもう少し意味のあるゴールになっていたら、歴史に残る一撃となっていたはずだ。ボックス右端でチャンスはほとんどないような状況で、岩田は走り込みながら鋭くホップする25ヤードのシュートを放った。GKニック・ポープに一切チャンスを与えていない。猛烈で止められない一撃だった」
「確かに8日のFAカップでは、マンチェスター・シティ戦でレイトン・オリエントのジェイミー・ドンリーが見事なロングシュートを決めた（正確にはオウンゴールだが）。しかしパワーと激しさの面で、岩田のゴールに匹敵するものはない」
これが今季公式戦7ゴール目となった岩田。FAカップは敗退が決まったものの、リーグ1（イングランド3部相当）では21試合に出場して首位を快走するチームを支えている。