tomiyasu japan training(C)Atsushi Tokumaru

冨安健洋、負傷心配も「問題ない」…スペインの印象は?「サッカーの本質を知っている選手が多い」

日本代表DF冨安健洋が、スペイン代表戦へ意気込みを語っている。

カタール・ワールドカップを戦う日本代表。グループE初戦ではドイツ代表相手に2-1と劇的な逆転勝利を収め、国内外から絶賛を集めた。しかし続く第2戦では、コスタリカ代表の堅守に苦しみ、一瞬の隙を突かれて0-1と敗戦。1勝1敗で最終節のスペイン戦を迎えることになる。

引き分けでも突破の可能性が残されている日本だが、自力での決勝トーナメント進出は勝利が絶対条件になる。この一戦を前に、冨安のコンディションには心配の声も。所属するアーセナルの試合で負傷し、日本代表合流前の2試合を欠場。初戦のドイツ戦では後半途中出場も違和感を抱えていたことを明かし、コスタリカ戦はベンチで試合を見守っている。

それでも29日、冨安はドイツ戦以降初めて全体練習に復帰。翌日の取材ではケガについて「問題ないです」と明言している。そしてコスタリカ戦を振り返りつつ、スペイン戦への意気込みを語った。

「コスタリカ戦は勝ち点1なのか3なのかっていうところで、ちょっと中途半端だったというか。『僕たちの力を全て出しきれなかった』と僕は外から見てて思っていて。 もちろん勝てるクオリティを持ってましたし、それが逆に勝ち点1でもいいっていう状況だったこともあって、100パーセント出しきれなかったと思っています。でも逆に、明日のスペイン戦ははっきりしてますし、僕たちが持ってる力を100パーセントを出し切りたいなと思います」

そして、対戦相手スペインについて「世界的に見ても難しい相手。小さい時からサッカーっていうものの本質だったり、構造を知っている選手が多いのかなと思います」と評価。またアーセナルでは右サイドバックとしてプレーしていることもあり、この大一番でも同ポジションでの起用の可能性について問われると、意識すべきことを明かしている。

「もし僕が右サイドバックで出ると仮定するのであれば、ここ2試合で(スペインの左サイド)は(ダニ)オルモ選手が出ていて、よりコンビネーションだったりを使っている。それは僕らの右サイドだけではないですけど、そのコミュニケーションだったり、あとは行くところと行かないとこをはっきりして。あとはいつも言っていますけど、その奪ったボールをいかに僕らのボールにできるかっていうところは大事になってきます。あとは(日本の)右ウイングに誰が出るかわからないですけど、その選手を後ろからしっかりとサポートして前の選手が活きるようににプレーできればいいなと思います。仮にの話ですけどね」

ラウンド16進出か、グループ敗退かが決まる大一番。しかし24歳DFは「まだ24時間あるんで、今からスイッチ入れてても疲れちゃう。なのでやるべき時にしっかりとスイッチ入れて、出し切ることができればいいなっていう風に思ってます」と冷静にメンタル的なコンディションも整えている。

世界最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグで、首位を走るチームの主力選手として活躍を続ける冨安。ワールドクラスのディフェンダーのパフォーマンスは結果に大きな影響を及ぼすが、スペイン戦でどのような活躍を見せるのだろうか。

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