明治安田J1リーグ第20節が行われ、18位FC東京と8位セレッソ大阪が対戦した。
直近5試合で11失点と苦戦が続くFC東京。橋本拳人、東慶悟、マルセロ・ヒアンらが先発。復帰した室屋成もスタメンに入った。一方、直近3試合負けなしのC大阪。ヴィトール・ブエノ、ラファエル・ハットン、チアゴ・アンドラーデ、ルーカス・フェルナンデスと4人の外国籍選手が前線に並んでいる。
開始3分でFC東京が先制。左サイド高い位置でボールを奪うと、高宇洋からマルセロ・ヒアンへ。ワントラップから右足で確実に流し込み、先手を取った。
その後はC大阪がボールを持つ時間が長くなると、42分に同点に追いつく。カウンターから香川真司の見事なパスが前線に通ると、ハットンがGKをかわしてゴールに決め、試合を振り出しに戻した。
1-1で後半へ折り返すと、C大阪は高橋仁胡を投入。56分には中島元彦をピッチに入れた。一方のFC東京も佐藤恵允、俵積田晃太を入れ、勝負に出る。さらに、本間至恩、ケガから復帰の田中駿汰が入ったC大阪が再び一歩前へ出る。
71分、中央でルーカス・フェルナンデスがボールを受けると、走り込んできた田中駿汰へ。トラップから素早く右足でシュートへ至り、ゴール右隅へとねじ込んだ。C大阪が逆転に成功している。77分には左サイドから俵積田が仕掛けてクロス。ボールはゴールへと向かうも左ポストに弾かれる。
それでも81分、右サイドから野澤零温が斜めにスルーパスを送ると、ヒアンが抜け出す。GKとの1対1を確実に制し、FC東京が2-2のタイに戻す。88分にも途中出場のエヴェルトン・ガウディーノが左足で強烈なミドルシュートを見舞うが、GKが好セーブでしのぐ。終盤には右サイドから崩し、折り返しを高が合わせるも、DFが決死のクリア。FC東京の3点目は生まれない。
結局、試合は2-2のドローで決着。FC東京は公式戦の連敗を4で止めたが、5試合勝利なしとなった。
