tigres-210205Getty Images

CWCが開幕!ジニャクの2ゴールでアジア王者の蔚山現代がティグレスに逆転負け

現地時間4日、延期となっていたクラブ・ワールドカップ(CWC)2020がカタールで開幕し、アジア王者の蔚山現代(韓国)は北中米・カリブ海王者のティグレス(メキシコ)と対戦した。

横浜F・マリノスとヴィッセル神戸を破ってアジア王者に輝いた蔚山は、立ち上がりから10番を背負うユン・ビッカラムを中心にペースを握ると、24分にユン・ビッカラムの左CKをニアサイドに飛び込んだキム・キヒが頭で合わせ、先制に成功する。

その後もユン・ビッカラムが直接FKでティグレスゴールを脅かすなど攻勢を続けるが、38分にラファエウ・カリオカの右CKをニアサイドのレジェスが頭で逸らし、最後はゴール前のジニャクが押し込んでティグレスが同点に追いつく。

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さらに前半終了間際には、左CKの競り合いの中でキム・キヒの手にボールが当たったとしてVARの結果、ティグレスにPKが与えられる。このPKをジニャクがゴール左へと沈め、ティグレスが逆転に成功して試合を折り返した。

後半、1点リードのティグレスはメサに代えてゴンサレスを投入。1点を追う蔚山のベンチは動かず、58分にはロングパスに呼応したユン・ビッカラムがエリア内でゴールに背を向けながら胸トラップすると、そのままアクロバティックな反転ボレーでネットを揺らす。しかし、この鮮やかなスーパーゴールはわずかにオフサイドの判定でノーゴールとなった。

62分、ゴール前の決定機でルーズボールを押し込もうとしたアキーノと、クリアしようとしたキム・キヒが頭同士で衝突し、治療のため試合が一時中断。アキーノは担架で運ばれてフルヘンシオとの交代を余儀なくされ、同時に蔚山もキム・インソンを下げてキム・ソンジュンを投入する。

70分過ぎから蔚山はロングボールが多くなり、セカンドボールを拾えればチャンスにつながるが、前半よりもユン・ビッカラムがボールに絡む機会が減り、思うようにシュートチャンスにつながらない。

アディショナルタイムの5分間を含め、終盤はボールをキープして時間を使ったティグレスが落ち着いた試合運びで逃げ切り、南米王者パルメイラス(ブラジル)の待つ準決勝へと駒を進めた。

■試合結果
ティグレス 2-1 蔚山現代

■得点者
ティグレス:ジニャク(38分、45+5分PK)
蔚山現代:キム・キヒ(24分)

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